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2006年8月31日 (木)

ヌマガメ初心者Q&A(1998年版抜粋。一部修正2006-08-31)

 1998年,ニフティはペットフォーラムの「甲羅同盟」会議室で臨時会議室として企画された「ヌマガメ初心者Q&A」で協力して掲載したものです。当方分のみを抜粋・掲載します。そのため番号が開いているのはご容赦ください。さすがに8年もたつと古くなった部分がありますが,とりあえず最低限の修正を踏まえたものを掲載します。価格やメーカーは1998年当時のものです。今は違っているものもありますので,注意してください。元の投稿日は,1998-02-28~1998-05-12 です。

2006-08-31 懶道人(monogusadoujin)
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目次
 ̄ ̄ ̄
飼育準備編Q1)ゼニガメ,キンセンガメ,ミドリガメの正式名
飼育準備編Q3)あらかじめ準備するもの/予算の目安
飼育準備編Q4)飼育容器と大きさ
飼育準備編Q5)温度設定/冬の保温法
飼育準備編Q6)照明器具
飼育準備編Q7)餌(配合飼料)
飼育準備編Q8)魚やその他の生き物との同居
飼育準備編Q9)亀にバイ菌?
飼育準備編Q10)飼えなくなったので,自然に放してもよいか?
カメ購入編Q11)飼育器具やカメが買えるペットショップ
飼育開始編Q16)水深
飼育開始編Q17)底砂(砂利)
飼育開始編Q18)陸地のつくり方(陸地と水場の割合,陸地の材質・構造)
飼育開始編Q19)シェルターの必要性。材質や作り方
飼育開始編Q20)水草・流木等によるレイアウト
飼育開始編Q21)衣装ケースにライトを取り付ける方法
飼育開始編Q22)衣装ケースをヒーターの熱で溶かさない工夫
飼育開始編Q23)水換えの頻度
飼育開始編Q24)水換えのとき,水道水をそのまま使ってよいか?
飼育開始編Q26)生き餌と注意点
飼育開始編Q28)カルシウムの与え方
飼育開始編Q29)人に馴れさせるコツ
飼育&観察Q30)食餌の量・給餌間隔・肥満?
飼育&観察Q31)偏食(好き嫌い)
飼育&観察Q32)ろ過器(フィルター)
飼育&観察Q38)うまく泳げない(片方が浮く/お尻だけ浮くなど)
飼育&観察Q39)陸に上がってきません。
飼育&観察Q42)手足の皮膚が剥けます。白くふやけています。病気?
飼育&観察Q44)皮膚(甲羅)に白い斑点
飼育&観察Q46)甲羅が柔らかい
飼育&観察Q47)病院を教えて!
飼育&観察Q52)ミドリガメが手をぷるぷると震わせている
飼育&観察Q57)初心者向けの本
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飼育準備編Q1)ゼニガメ,キンセンガメ,ミドリガメの正式名

A)
・ゼニガメ  (銭亀)  :イシガメ(石亀),クサガメ(臭亀,草亀)
・キンセンガメ(金線亀) :クサガメ
・ミドリガメ (緑亀)  :ミシシッピーアカミミガメ(赤耳亀),クサガメ

いずれもカメ目ヌマガメ(沼亀)科です(2006-08-31補足:今は「バタグールカメ科」となっています)。ちなみに,ミシシッピーアカミミガメは,スライダー属アカミミガメの亜種で,名前の通りアメリカ大陸が原産地です。今では日本の動物図鑑にも平然と載るくらいすっかり帰化してしまいました。また,他の類縁のカメでも緑色をしている幼体はミドリガメと呼んで売るらしいです。

※ クサガメをミドリガメと呼ぶ資料を発見したので(緑色じゃないのに?),不本意ながら追加しておきます。(2006-08-31補足:どうもその1冊だけだったようです。)
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飼育準備編Q3)あらかじめ準備するもの/予算の目安

A)私の場合は次のような具合でした。(失敗したものは除いています。)

(1) 餌
   配合飼料(テトラ レプトミン,65g)            450 円
   桜えび(14g)                                    210 円
   乾燥オキアミ(テトラ クリル-E,100g)       1,000 円
   にぼし(カタクチイワシ,150g)                 250 円
   めだか(生き餌。10匹単位で)                 200 円 (*1)
(2) 飼育容器,掃除用具
   衣装ケース(635×439×326mm)                1,800 円 (*2)
   バスマット(衣装ケースの下に敷く)           1,000 円 (*3)
   水替用ポンプ(サイフォン式)                   400 円
(3) 甲羅干し用器材
   浮島(テトラ バスキングボーイ)               960 円 (*4)
   クリップスタンド                             1,500 円 (*5)
   レフ球(ナロータイプ。照射角30度)             310 円 (*5)
(4) 日光浴(ビタミンD3生成)用照明器材
   450mm水槽用蛍光燈器具(15W)                   2,160 円 (*5)
   フルスペクトルライト(REPTISUN 5.0UVB,15W) 5,000 円 (*5)
   24時間タイマー                               3,500 円 (*6)
(5) 保温
   電子式オートヒーター(15~35度C,100W)        4,560 円 (*6)
   電子式オートヒーター(23度C固定,50W)         1,170 円 (*6)
   鑑賞魚用水温計(キャップ式吸着型)             180 円 ×2 (*7)
(6) 安全のために
   ヒーターカバー                                 840 円 ×2 (*8)
   水位センサー付コンセント                     3,480 円 (*6)
   漏電保護タップ「まもるくん」                 2,780 円
(7) 水質保全
   テトラ ニューブリラントフィルター             930 円 (*9)
   テトラ ニューダブルブリラントフィルター       570 円 (*9)
   鑑賞魚用エアーポンプ(1リットル/分,1.5W)       780 円 (*9)
   2mビニールホース                              90 円
   ポシェットフィルター(水中フィルター)       5,700 円 (*9)
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   計                                          40,740 円

注)
*1) 亀の甲長4cmぐらいまでは結構共存できていたのですが,甲長5cmくらいからは,あっという間に食べ尽くされる(10匹2~3日持たない)ような具合です。百匹以上は与えている計算になりますが,とりあえずここでは最低の購入単位で記します。
*2) 従来は,450mm×295mm×300mmのガラス水槽を使用していたのですが,うちのミシシッピーアカミミガメ(1匹だけ)が甲長10cmに達したため,最近買い替えました。プラスチック製はガラス水槽に比べ熱に弱いので,注意は必要です。もっとも,ガラス水槽だって,地震や万一の水漏れ等こわいので,結果,水位センサーや漏電保護タップ,とかを導入してました。(2006-08-31補足:甲長20cm2匹となった今は60×60×40cmアクリル水槽 13,800円也 です。)
*3) 2006-08-31補足:書籍とかを見ると,重さで縮む材質は,水槽の歪みを誘発する可能性があるため,よくないそうです。といいつつ,今も使ってますが。もう縮むだけ縮んでしまったのでおんなじかもしれませんが,人には勧められません。
*4) 2006-08-31補足:今ではミニサイズに変わってしまい,大きめのは手に入らないようです。大きいほうが後まで長く使えるのに。とはいっても体重150グラムを超えるあたりから沈んだり登りにくくなるので,コルクバークLL(220×230×105mm) 3,800 円(陶器製)とか,陶器製ブロックとか,そういうのを使って,確実に登れ,沈まないようなもの,そして水槽内の空間を広く取れるものを次々工夫しては改造・適用しています。
*5) 2006-08-31補足:今はZライト式にして水槽のそばにコンクリートの枡を置いてそれにクリップでZライトを取り付けて照射しています。その方が水槽の上の空間を広く取れるからです。Zライトは,爬虫類用蛍光灯とレフ球とで2個取り付けています。万一水槽に落ちないように,紐で手近なところにくくりつけています。
*6) 予備のヒーターです。冬場のヒーターの故障は生命の危機に直結します。ただし停電にはお手上げ。2006-08-31補足:今は,「ファイブプラン パトロールタイマー」を使っています。これは,タイマー(照明)のON/OFF以外に,ヒーターの温度制御で,水温異常やセンサー異常(断線・ショート)を音で知らせてくれる機能を持っています。停電時には30分ほど設定値を保障してくれますが,それ以上だと初期値に戻ってしまう欠点があります。水位センサーも内蔵で水が抜けると(水替えとか水槽が壊れたとか),ヒーターへの通電を止めてくれる安全設計です。温度も水温だけですがデジタル表示されます。
*7) 温度計は水中用と陸用とで1個ずつ。2006-08-31補足:最高温度・最低温度を記録できると,水温異常などをチェックしやすいので,別途(千円くらいのやつを)購入して取り付けてあります。水温と室温と同時に測れるやつです。
*8)火傷防止のためです。ヒーターカバーにはキスゴム(吸盤)が付いているため,亀に動かされて水面に出たりしないようにする効果も期待できます。2006-08-31補足:しかし亀が大きくなると簡単に動かされてしまいます。コの字型に対向して紐で固定し,多少動かされても絶対に外に出ないように工夫します。
*8)2つ組み合わせて使います。パイプは糸ノコや金ノコでカットする必要があります。パイプを切らずに斜めにセットするのは,揚水の効果が薄れるばかりでなく,亀がはさまれやすく事故につながりかねません。結局水深10cm以上は必要になります。メダカや金魚を同居させる際には,エアーポンプが必要ですから,一石二鳥です。
*9)水中モーター式で,シャワーパイプが付いていたり,パイプの組み合わせで,いろいろ工夫できます。現在は,ペットボトルをくり抜いて中に粗い砂を詰め,そこに当フィルターの水の出口をセットし,ろ過面積を増やしています。45cm水槽を使用して水20リットルで飼育していたとき,甲長8cmでわずか2~3日でアンモニア濃度が魚にとっての危険域(5mg/l over)に達した経験からすると,フィルターは相当強力なのが必要みたいです。まめに水替した方がよいかも。器材が増えれば増えるほど,そのメンテナンスも面倒になります。(水中モーター自体の分解掃除が1か月に1度は必要なんだものなぁ。) 2006-08-31補足:その後スポンジを齧られるために網を巻きつけたり,ポシェットフィルターはすぐに目詰まりしてしまうようになったため密閉缶型高性能フィルターに変えたものの掃除が面倒でそのうち壊れてしまったりと,いろいろ試してみましが,今は投げ込み式の「水作エイト」×2が一番との結論に至っています。マットは汚れたら再利用せずにそのまま絞ってゴミとして捨てて新しいマットに変えてしまう。マットは,上部フィルター用を切ってはがして,長さの不足は山折りを多少端折ればOK。底の砂利はそのままはずさずに水洗いすれば結構バクテリアが残るので水質は大丈夫で,同居の金魚死なない。2個あれば1個亀がはずしてもなんとか水質を維持できる。といったところです。エアーポンプもシングルでなくダブルにしてますが,吐出量調整でき,また1~2年の内蔵ゴムの故障(劣化によるヒビ割れとか)でも2個吐出があればなんとかなるというのが実感です。
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飼育準備編Q4)飼育容器と大きさ

A)ヒーターやスポットライト等熱源を扱うため,熱に比較的強いガラス水槽が安心感があります。

 大きさの目安は運動不足にならないよう広々としたものを。頭と尻尾をつなぐ縦の線にそった甲羅の長さに対し,その約百倍の底面積の容器が目安と言われています。例えば45cm×30cmの底面積の水槽では14cmまでのカメ1匹といったところです。70×40cmの衣装ケースなら28cmくらいまで,という計算なんですが,甲羅長の2~3倍ではなんとなく狭そうな気がしますね。
 水槽の高さは,30cmでも大丈夫ですが,なるべくなら40~45cmぐらいあった方が照明器具の設置が楽になります。ただし光源からの距離が離れるとそれだけ光や熱が弱くなるため,試行錯誤は不可欠です。カメを複数匹飼っている場合には,親ガメの背中に子ガメ状態で脱走されないよう,注意も必要です。
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飼育準備編Q5)温度設定/冬の保温法

A)亀は変温動物ですので(外温動物とか冷血動物とかいう本もあるようですが),温度が低くなると活動や食欲が低下してきます。冬眠させずに加温越冬させる場合には,水を加温・一定温度に保つためのヒーターやサーモスタット,温度計が必要です。
 温度は調整できる方が,病気になったり,あるいは冷え込みすぎたりしたときに微調整できるので便利です。25度C以上を保てるようなものを選びます。金魚用の23度C固定のはぎりぎりで余裕がありませんので避けた方が無難です。(私は買ってしまいましたが(^^)。非常用と割り切っています。) 温度ムラが起きないよう,フィルターやエアーポンプで水をかきまわすようにします。また,万一の水槽破損に備え,過熱防止機能のあるヒーターとか水位センサーも購入・セットしておくと良いでしょう。ヒーターには専用のヒーターカバーをかけて,カメが触れて火傷しないようにします。ヒーターは消耗品なので,2つ同時に使うようにすると安全です。幼体のカメ(飼育数ヶ月の子ガメ)や体力の無いカメは冬眠は危険ですので,その場合は,ヒーターでの加温飼育をおすすめします。
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飼育準備編Q6)照明器具

A)彼らは日光浴が大好きです。体を乾燥し皮膚病を予防すると同時に消化を助けるための熱源としてのスポットライト(レフ球等)を用意します。爬虫類専用のは高価ですが,一般照明用でも充分です。水がかかって割れてしまうことがあるので注意が必要ですが,仕方ないとあきらめましょう。照明は局所的に行うようにし,カメ自身が適温を選べるようにします。30~40度くらいといったところです。
 で,同じ照明は照明でも,甲羅・骨格形成に不可欠なビタミンD3を形成するのに必要な紫外線を得るための蛍光灯型のフルスペクトルライト。こればかりは爬虫類専用のを購入する必要があります。紫外線の波長もいろいろですが,効果があるのは310ナノメートル以下の波長を出すものです。また,殺菌消毒用の強力すぎるのは扱いが大変ですので避けた方が無難です。人間が直視して目がつぶれるようなものは,やっぱりカメにも危険でしょう。また,ガラスは紫外線を結構吸収してしまいますので,熱帯魚飼育と違って,水槽にガラスの蓋をするのは避けた方がよいです。屋外で外敵の危険があるなら金網を。
 そして,点灯時刻を自動化するためのタイマーもあると便利です。イシガメ,クサガメ,ミシシッピーアカミミガメとも日中活動するカメですので,それに合わせて点灯・消灯するようにするのが自然なリズムですね。
 最後に,漏電感知器を。万一地震で照明器具が水の中に落ちたりしたときの感電防止のためです。照明器具はクリップでがっちり固定するとか,ガムテープで固定するとかして,地震等で落ちないようしておくのが安心です。
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飼育準備編Q7)餌(配合飼料)

A)カメ向けをうたった配合飼料がいろいろ出ていますので,それを使うのがよいでしょう。犬・猫・魚・兎用は,やっぱりその動物向けに調合されていますから,カメに流用するのは不可能ではないにせよ,栄養を考えるとかえって手間がかかるのではないでしょうか。

※ カメ用で気をつけた方がよい栄養成分は,カルシウムとリン比率(骨格・甲羅の健全な発育のため。比率は1.5~2:1),ビタミンD3(骨格・甲羅の健全な発育のため。波長290~320ナノメートルの紫外線~直射日光で生成,または食物から摂取),ビタミンA(不足で目の腫れ),脂肪(取りすぎに注意),ビタミンB1(破壊酵素を含む生き餌に注意~冷凍物が特にあぶないらしい~貝類,甲殻類,魚),等です。
 うちのアカミミガメ MONO君は偏食が強く,配合飼料では,「テトラ・レプトミン」(輸入販売元:ワーナー・ランバート株式会社,製造元:ドイツ テトラベルケ社)しか食べてくれません。65グラムで450円ですが(他にもサイズあり),これで半年持っています。(最初甲長3cmがいまでは10cm,体重20倍!)
他には「ニュートラフィン タートルペレット」(製造元:ROLF C.HAGEN INC.,総輸入発売元:株式会社スドー),「キョーリン カメのエサ」(株式会社キョーリン)等を試したのですが,いまだに駄目です。出張等で1日留守にしたとき等の空腹時には少しばかり食べることはあるのですが,食いつきは悪いです。もっとも,以前居たもう一匹のアカミミガメ UNI君は好き嫌いなく配合飼料はどれでも食べていたので,個体差があるかもしれません。いろいろ試してみるのがよいでしょう。
 他,乾燥飼料としては,
・煮干し:人間用(料理用)。骨ごと与えます。ビタミンD3が豊富で,カルシウム・リン比率も比較的良好。脂質も少な目。ただし,ビタミンA,Cは皆無。
・テトラ・ガマルス:亀用乾燥飼料。淡水産ヨコエビ。輸入販売元:ワーナー・ランバート株式会社(*1),製造元:ドイツ テトラベルケ社(*1)。25g 1050円で購入。カルシウムが豊富。ビタミンA,Cは皆無なので注意。
・桜えび(素干えび):人間用(料理用)。スーパー等で普通に入手できる。14g 210円で購入。私の購入したものには分析表が掲載されていて,カルシウム 2.7g,リン 0.4g とバランスは良好。ビタミンA,Cは皆無なので注意。
・テトラ・クリル:大型魚用乾燥飼料。乾燥オキアミ。輸入販売元:ワーナー・ランバート株式会社(*1),製造元:ドイツ テトラベルケ社(*1)。100g 1000円で購入。カルシウムが豊富だが,リンや脂肪が多く,カメ用としては栄養バランスはいまいち。ビタミンA,Cは皆無なので注意。
といったのをよく食べます。嗜好順序は,日によって結構ばらつきがありますが,大体上の順番通りです(煮干しの頭が一番好き)。他,乾燥糸みみずも試しましたが,うちのアカミミガメ MONO君はあまり好きではないようでした。

※ 他にもときどき,メダカ(1匹20円),金魚(1匹30円),等の生き餌をやっています。また,水面に浮かせている水草(ホテイアオイ(*3),1株4~6房 100円で購入)とかも結構かじっています。ボレイ粉(牡蠣の貝殻を細かく砕いたもの。小鳥の餌として100g 70円で購入)も好んで食べカルシウム補給に役立っているようです。(カメが小さいうちは腸に詰まる危険性があるかもしれませんのでボレイ粉はやめた方がよいかも。カメはよく砂を食べるのですが,ミネラル分吸収や消化の助け~カメには鳥のような砂嚢はありませんが胃が丈夫で同等に機能する,とも。)

*1) 2006-08-31補足:今は「テトラ ジャパン」となっています。 http://www.tetra-jp.com/
*2) 2006-08-31補足:当時,「モノアラガイ」も与えていました。しかし,モノアラガイは,カンテツ(肝蛭)といった寄生虫がおり,ペットの亀の餌としては適切ではないことが後で判りました。今は与えてませんし,後悔しています。
*3) 2006-08-31補足:ホテイアオイも外来生物(植物)ですので,屋外に捨てたりしないよう,ご注意。
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飼育準備編Q8)魚やその他の生き物との同居

A)うちのアカミミガメの場合,次のような状況です。
・メダカ:小さい頃最初の1か月は共存。卵を生み稚魚が孵化するほど。1か月を過ぎたある日から突然食べられ始め,甲長10cmの今では,数日と持ちません。1匹20円也。
・金魚:最初弱ったり死んだものが食べられましたが,20匹中9匹残って,はや3か月。金魚も元気で大きくなり,カメの食事中に餌を横取りする時すらあります。(で,カメが手を振って追い払ったりします。) 最近稚魚が孵化しているのに気づきました。ホテイアオイの根に卵を産み付けていたようです。エサ金(和金)1匹30円也。
・石巻貝:コケ取りにと思って買ったのですが,カメに殻をかじられ穴を開けられたものの3匹とも生き延び,健気に水槽内を這いずり回っていました。約1か月後,うっかりカルキ抜きをするのを忘れてしまったばかりに3匹共1晩で死んでしまいました。金魚以上に水質に敏感のよう。1匹100円也(金魚より高い)。
・モノアラガイ:アパートの管理人さんが繁殖させたのを分けてもらいました。石巻貝より殻が弱く,カメにバリバリ殻ごと食べられてしまい数日と持ちません。小さいのは同居の金魚にも食べられてしまう始末。2006-08-31補足:その後,モノアラガイは,カンテツ(肝蛭)といった寄生虫がおり,ペットの亀の餌としては適切ではないことが後で判りました。今は与えてませんし,後悔しています。
 結局のところ,生餌を兼ねて,といったところでしょうか。カメの食い散らかしたものを食べてくれるお掃除屋さんではありますが,彼らも大きくなると結構よく食べよく糞をします。とくに金魚は適温20度Cということで,カメの適温25度Cでは食欲旺盛で成長も早いです。メダカのときは水中に沈めておいたブロックの中で死んで腐っていたことが何度かあり,そういう状況になると水質を相当悪化させますので,注意が必要です。
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飼育準備編Q9)亀にバイ菌?

A)本当です。ついでに言うと,カメだけでなく犬も猫も人間も何らかの菌を体内に持っています。例えば,腸内細菌が居なければ,人間でもビタミン不足(ビタミンKとか)になったり消化に支障をきたしたりします。
 サルモネラ菌とは,「食中毒を起こす好気性細菌の総称。細菌類 桿菌科。」(旺文社 「生物事典 改訂新版」)ということで,特定の菌を指す言葉でないことに注意する必要があります。腸内に保菌していても健康な時等,必ずしも症状が出ない場合もある,とのことです。保菌者や保菌動物の糞便や下水・河川水等から菌が付着・増殖した食品を食べて感染し,平均18時間の潜伏時間後発病,数日で回復するものの症状重く,致死率が0.1%あります(「四訂 食品成分表」)。水棲カメのサルモネラ菌感染率は,イシガメ,クサガメ,アカミミガメ共9割以上と書いている本もあり,カメに触ったら手を必ず洗うことを心がけ,水槽の掃除には台所の流しを使わないようにし,万一食中毒の症状が出た場合は,医師にカメを飼っていることを必ず伝えるようにと書いている本もいくつかあります。
 だからといって,それほど過敏にならなくてもよいのではないか,という気はします。もちろん衛生面に注意するのは大前提です。とくに子ども(人間の方ね)が居る場合,手洗いについてよく言い聞かせる必要はあるでしょう。掃除をまめに行い水をきれいに保つことも予防として効果的でしょう。フィルターも水中のゴミを吸い込むため,カメが自分の糞で汚れることを防ぐ効果は期待できますが,フィルター内に吸い込まれたゴミや残り餌を養分として細菌が増殖することも考えられますから,過信は禁物です。金魚や熱帯魚には手で触れないため問題にならないことも,カメは手で触れる機会が多いために問題になりやすいのだろう,とも思います。
 サルモネラ菌がとかく槍玉にあげられるのは,歴史的なものもあります。アカミミガメ原産地のアメリカで1910年代からカメのペット産業が発達したのですが,1970年代初めまでの25万件のサルモネラ菌感染による食中毒の原因の一つが水棲のカメによるものとされ,結果,1975年に米国食品医薬品局(FDA)により
・合衆国国境を越えたカメの幼体の輸入を禁止
・合衆国国内での販売に制限(10cm未満の全ての水棲ガメの販売禁止)
という事態に至り,カナダもこれに追従し現在に至っています。日本にミドリガメが入ってきたのは1950年代半ばらしいのですが(公式記録は1960年上野動物園水族館にチズガメ),1965年11月27日封切の映画「大怪獣ガメラ」,1966年の森永製菓のお菓子(スキップとチョコボール)の景品での1万5千匹の配布(石鹸箱に入れて封書で郵便),等,とミドリガメ人気が高まっていた1970年,やはり同時期にメディアで騒がれたとのことです(呉市で幼児小学生婦人の計3人の食中毒事件等)。
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飼育準備編Q10)飼えなくなったので,自然に放してもよいか?

A)大変難しい問題です。以下の要素を自分でよく考え結論を出してください。結局のところ,責任は飼育者自身が負うしかないのです。(2006-08-31補足:外来生物法が成立しております。現時点で罰則はありませんが,アカミミガメは屋外に捨ててはなりません。クサガメやイシガメも採取したところ以外に放すのは,遺伝子交雑を招く危険があるので駄目です。とくにクサガメは日本産以外に中国産もあり,遺伝子交雑がとくに危険です。)

(a) 自然から採取したカメを元の場所に戻すのは問題ない。飼育動物を野生に放つのは問題がある。
(b) 養殖カメだろうとなんだろうと,自然に放すのは野生のストックの補充の意味で価値がある。
(c) 鮭の稚魚を養殖し放流したり,海ガメをある程度まで育ててから(生存確率を高めて)放流するようなことは国内海外を問わず行われている。それと飼育動物を自然に放すのはどこが違うのか?
(d) 人に飼われたことで,野生味を失って,捕食困難となり餓死するかも。
(e) 人に飼われたことで,潜在的な病気を抱え,野生の他のカメに病気をうつすおそれがある。逆に野生のカメに病気を移される可能性もまたある。
(f) 自然に放した際,すでにそこに棲んでいるカメの縄張りをうばったりするかもしれない。逆になわばりを確保できず死んでしまうかもしれない。
(g) 放流先にカメが棲んでいなかった場合,カメの餌となる生物の捕食等の関係上生態系を乱す可能性があるかも。
(h) ペットショップ(デパート他含む)で売られている子ガメの多くは養殖物。
(i) ミドリガメ(ミシシッピーアカミミガメ)はアメリカが原産地。
(j) ミドリガメは日本にきてから40年以上の歴史があり,すっかり日本全国に帰化してしまっている。
(k) クサガメは関西に多いカメ。戦後関東で第二のイシガメとして売られ野生化・定着してしまっている。
(l) 飼育動物の生殺与奪は飼育者の思うがまま。飼育動物に権利等無いのだ。飼いきれなくなったのであれば殺してしまえ(?) あるいは動物病院にて安楽死を頼むとか,餓死させてしまう(戦時中の上野動物園のゾウの悲劇は有名)とか。
(m) 飼育動物だろうと野生動物だろうと,生きる意志をすべからく持っている。人間でさえ動物の一つである。生命は尊重すべき。軽々しく扱うべきではない。
(n) 野生化したカメが人間に危害を与える場合がありうるかも。大きなカメは危険(ワニガメとかカミツキガメとかはとくに)。
(o) 放そうとしている川や池に法律でなんらかの規制がないかどうか。例えば,米国では4インチ(10cm)より小さな全ての水棲ガメの販売を禁止しているし,南アメリカではミドリガメを捨てた人を罰する法律があるという。
(p) カメを祭る神社等,池や沼で放流を認めているところがあるかも。海外の例では,イギリスにはトータス・トラストによる保護地区にアカミミガメのための池が建設された(1995年),とか。
(q) 人に譲ることは可能か。新聞や雑誌,パソコン通信やインターネットで里親を探してみるとか。カメは子ガメのうちは性別がわかりにくいので,繁殖用に片方の性別のを欲しがっている人が居るかもしれない。
(r) 里親探しでも次の3つの考え方がある。カメを売るのか,カメを譲るのか,お礼(礼金)を出してでもひきとってもらうのか。
(s) 里親の中には,手数料(お礼)だけいただいて結局捨ててしまう悪質な人も居るらしい。
(t) 子ども(人間のね)が居る場合,情操教育としてはどうか,というのも考えた方がよい。
(u) カメはうまく飼えば数十年と生き,家族同様の存在になる可能性が大きい。そうした存在,あるいは今後そうなるかもしれない存在に対して,どうすべきか。最近は「コンパニオン アニマル」という用語すらある。また,遺言にカメの世話を頼むよう記述をすすめている本もある。
(v) カメは単なる実験動物(子どもの観察飼育対象)のために購入したのであり家族といった意識はさらさらない(?)
(w) あとさき考えず,大きくなるのを考えずに沢山飼ったのが失敗。ツケがまわってきただけともいえる(?)
(x) カメとは長くつきあうつもりで飼育し,今もそれは変わらないのだが,事情(転勤他)が飼育を許さない。
(y) 子ガメのときから飼えば馴れ易いが,大きくなってからだとなかなか馴れにくい,とも。もっとも,人みしりするカメもいえば,餌をくれる人なら誰でもよいカメも居て性格がまちまちなので,大きくなってからの里親探しは意味がないとはいえない。餌をくれる人間の違いよりは餌そのものに対する嗜好や環境の方が優先度が高いようでもある。
(z) 経済的な問題から子(人間)を売らなければならない時代は昔確かに存在した。現代は社会保障の考えから人間に対しては法律が最低限の生活を守ってくれる。さて,法律が動物(カメ)にも及ぶか。今は無理でもそのうち(何らかの活動によって?)改善されることはありうるか。これは今後の課題であろう。(ちょうど,現在,「アニファ」((株)スタジオ・エス。 http://www.studios.jp/anifa/ で,「動物の法律を考える」が連載中なのは興味深い。1998年6月号に,ペットの法律に焦点を当てた特集がある。シリーズ(5)は,「トラブル続出! どうもおかしい日本の法律  曲がり角にさしかかった動物の法律」の題で
・イギリスの「ペット動物法」(ペット業者に許可制。動物が快適に過ごせる環境についての種々の義務づけ)
・日本の動物に関する法律担当の各担当官庁の一覧(トータルとしての国の取り組みがない。産業動物中心でペットへの対応が充分でない。「動物の保護及び管理に関する法律」13条の動物の虐待・遺棄での罰金刑の適用例が少なすぎる,家畜伝染病予防法における指定検疫物の種の指定の曖昧さと恣意的な運用,他)
・1998年6月,日本国内に「ペット法学会」設立予定の話
といった話が載っていて大変興味深く読みました。
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カメ購入編Q11)飼育器具やカメが買えるペットショップ

A)NTTの職業別電話帳「タウンページ」やそのインターネット版( http://itp.ne.jp/ )で「ペットショップ」で探すのも手ですが,確実なのは,いろんなペット雑誌の広告にあたることです。カメの記事や広告が載っている雑誌には次のようなものがあります。

・クリーパー
  爬虫・両生類情報誌。隔月刊。クリーパー社。亀の回は相当に詳しい。
  http://www.bekkoame.ne.jp/ha/creeper/

・「ビバリウムガイド」
  「アクアライフ」別冊。季刊。株式会社エムピージェー(1992年5月,株式会社マリン企画より分社)。爬虫類・両生類からタランチュラ・サソリまで。
  http://www.mpj-aqualife.co.jp/

・「アクアライフ」
  熱帯魚が中心。株式会社エムピージェー。月刊。
  http://www.mpj-aqualife.co.jp/

・「フィッシュマガジン」
  熱帯魚が中心。緑書房。月刊。
  http://www.pet-honpo.com/

・「楽しい熱帯魚」
  熱帯魚が中心。白夜書房。月刊。カメの記事は無いが,カメを扱っている広告は載っている。
  http://www.byakuya-shobo.co.jp/

・「アニファ」
  哺乳小動物が中心。(株)スタジオ・エス。月刊。
  http://www.studios.jp/anifa/

うち,「アクアライフ」,「フィッシュマガジン」あたりが部数も多く,扱っている書店も多く,入手しやすいのではないでしょうか。もちろん,「クリーパー」や「ビバリウムガイド」あたりがよいのですが,爬虫類専門ショップでないと扱ってなかったりしますので,ペットショップ探しという点では,卵が先か鶏が先かの関係に陥ってしまうかも。今やWEBから情報が入手できる訳ですから,そっちからのアプローチが早いかもしれません。
 飼育器具については,熱帯魚と共通する部分も多く,熱帯魚(用品)ショップが参考になります。デパートやディスカウントショップで熱帯魚を扱っているところもねらい目です。東急ハンズとかでもカメや熱帯魚,飼育器具を扱っていますので,そういうのも良いかも。ただし,飼育のアドバイスとなると,やっぱり専門店が安心ですネ。
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飼育開始編Q16)水深

A)子ガメのときは泳ぎがヘタで溺れることもありますので,無理なく首をのばして息が出来る程度の深さに。成長と共に充分泳ぎ回れる深さな深さ(15~20cm)にしますが,一方で水面より高い位置の陸場を容易に上がれるような足場と共に確保し,疲れたときや夜眠るときに安心して息つぎ出来るようにします。
 ウチでは,水深を最初は3~4cmくらい(甲長3.5cm),徐々に深くしていって,甲長10cmの今では15cmにしています。陸場はブロックを使ってだんだん底上げしていきました。浮島を使った時期もあったのですが,カメが大きくなって重くなって不安定になったので,元のブロックと陶器製のコルクバーグ(中空の丸太を半分に切ったようなもの)の組み合わせに戻りました。これが一番安定しているようです。実はもっと深いのですが,飼育容器(衣装ケース)の高さが30cmくらいしかないので,スポットライトとの距離や脱走されないようにと考えるとこれが限界なのでした。飼育容器の高さももう少しあれば(45cmくらい)もっと余裕が取れるのですが。
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飼育開始編Q17)底砂(砂利)

A)私自身が初めて導入したフィルター(砂利をろ材とする底面フィルター)の場合は選択の余地がなかった訳ですが,毎日の砂利の掃除(その頃は小さなプラスチックケースで飼育していたので水量が少なく汚れ易かった)で,手が荒れるようになったのと,他のフィルターの採用により,止めてしまいました。
 底砂の欠点としては,掃除や土替の手間の大変さの他に排泄物による雑菌繁殖の温床になりやすい,中途半端な大きさの砂利の場合カメが食べて腸閉塞を起こす危険性がある,というのもありますが,一方で砂利を食べることによるミネラルの吸収や消化を助ける役目(小鳥のような砂袋の役目をカメの前胃が行う)とか,滑り止めになるのでカメが落ち着くとか,摩耗による爪の伸びすぎ防止,とかの利点もあるようです。
 現在,底砂は使っていません。余った砂利はペットボトルの底に穴を多数開けたものに詰めて水槽内に設置し,水中モーター式フィルターの吐出口をそのペットボトルの上からシャワーパイプで空気をまきこむ形でろ過機能を高めるのに使っていますが,なかなか具合がよいです。欠点は水槽内が狭くなること。いずれは外部フィルターが欲しいところです(*1)。
 ミネラル分供給と消化の助けの目的では,小鳥の餌の「ボレイ粉」を与えています。これは牡蠣の貝殻をくだいたもので,良質の炭酸カルシウムと言えるでしょうが堅いのと若干粒が大き目なので,ある程度大きくなってから(ウチのは甲長10cm)与えた方がよいかもしれません。味がついているかは不明ですが,喜んで食べては細かくなったものを糞といっしょに排泄しています。食感がよいのでしょうか?

【備考】
*1) 2006-08-31補足:当時は外部フィルターにこだわってましたが,やってみたら事故が起きたり(吐水口をカメにいじられ水びたし)や掃除の面倒さから,投げ込み式フィルター(水作エイトを2個)で充分という結論に至っています。
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飼育開始編Q18)陸地のつくり方(陸地と水場の割合,陸地の材質・構造)

A)イシガメもクサガメもミシシッピーアカミミガメも泳ぎの上手なカメですので(手足に水掻きがありますよね!),水場の方が多めの方が好ましいです。とはいっても陸場も甲羅干しの関係上,カメが自分でスポットライトのあたり具合による温度調整が出来るよう,向きや場所を選べるようにするため多少の広さが必要です。
 中空の素材や浮島を使えば,陸の下の空間も有効利用できるのでお勧めですが中に挟まって身動きできずに溺れたりすることがないように注意が必要です。また,陸に上がり易いこと,斜めになっていると夜寝るときにカメが自分で適当な深さを選べること,等も挙げておきます。
 私自身は,次のようにして,陸場を変えていきました。
水深3~4cm:カメの小島,ロックシェルター(スドー社。中空。陶器製)
水深7~8cm:コルクバークLL(220×230×105mm)(スドー社。陶器製。3800円。丸太を半分に切ったような形で空洞)
水深10cm:ブロック(13×7×5cm)を1個積み,その上にコルクバークLLを載せる。コルクバークに苔が付き始め別の材質を模索。
水深15cm:バスキングボーイ(テトラ社,ワーナーランバート社。浮島型)。4日でカメが登れるようになった。カメの甲長が10cmになって体重が150gを越えたところから,不安定になってきた。吸盤とビニール紐で水槽壁に固定するもやはり不安定で,カメが上で動くたびにユラユラゆれるのはどうも居辛そうだ。それと寝るときは不便そうで,結局スポンジフィルターにつかまったり(寝起きでぼけて,スポンジをかじること多くなった!),水槽壁に立つような格好をしているのが不憫でやめてしまった。代わりにブロック(13×7×5cm)を2個ずつ計4個積み重ね,その上にコルクバークLLを載せる。ビニール紐でブロック,コルクバークをがっちり連結し,カメにくずされないようにした。安定度抜群で就寝時も利用。苔には相変わらず悩まされている。(毎週水替時にゴシゴシタワシでこすっている。)
2006-08-31補足:
水深25cm:コルクバーグ3つで登れる島をつくり,それにバスキングボーイを結び付けました。底にはブックエンドを置き,バスキングボーイの下で結わえて,バスキングボーイが亀の重さで沈まないようにすると共に,島の下の空間を確保するようにしました。甲長20cmの2亀が甲羅干し可能です。
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飼育開始編Q19)シェルターの必要性。材質や作り方

A)寝ぐらや隠れ家としてのシェルターはあると気分が落ち着くものらしいです。それが原因で食欲不振になるのもあるとか。浮島や中空の陸場があれば,その下や中がシェルター(隠れ家)代りになるようですし,水草や浮き草(ホテイアオイ等)のように影となるものがあれば,それもシェルター代りになるような感じです。
 クレーンゲームで手に入れた2匹のアカミミガメも最初は中空の「カメの小島」の中に隠れてばっかりでしたが,だんだん人を怖がらないようになってきて外に出るようになりました。浮島バスキングボーイに替え,中のブロックを取り除いたときには,広々と泳げるようにしたつもりが,右往左往してしばらく落着かない様子でした。真っ平で地形(?)に変化がないよりも多少起伏があった方がカメにとって落ち着く(遊べる?)のかもしれません。
 注意点は,挟まれて身動きが取れず溺れたりしないような作りであること。カメが大きくなって力が強くなってくると勝手に場所を移動してしまったりしますので,紐でくくりつけたり,吸盤を付けて固定したり,とかの工夫が必要になります。材質が重いと掃除のとき面倒ですが,安定感はありますので一長一短ですね。
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飼育開始編Q20)水草・流木等によるレイアウト

A)カメがかじったり,大きくなって力が強くなってくると勝手に移動したりと大変でしょうねぇ。流木等の器材の方は,熱帯魚水槽にホースを固定するキスゴム(吸盤)を買ってきて,ビニール紐で器材にくくりつけ移動できないようにする工夫は可能です。水草の方は,ある程度餌になることを覚悟して,ホテイアオイ(ウォーターヒアシンス)のような浮草にするのがよいように思います。うちでは金魚も同居させていたのですが,浮き袋状のものはカメにかじられ,根っこは金魚にかじられています。が,それでも結構元気に成長しています。カメや金魚の攻撃も一段落した感じです。(不味いのか?)
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飼育開始編Q21)衣装ケースにライトを取り付ける方法

A) スポットライト(レフ球)は,クリップで挟む器具が市販されていますのでそれを使います。(「クリップスタンド」1500円) むしろ面倒なのは,スポットライト照射面の温度の調整で夏場や冬場で当然違ってきます。私は電球のワット数を替えることで対処していますが,距離を調整できる器具があればそれが好ましいでしょうし,調光器も売られていますのでそういったものを併用するのもよいかもしれません。
 蛍光燈(フルスペクトルライト。紫外線UVB(中波長紫外線,290~320nm)も出るもの)の固定については,ガムテープで水槽にがっちり固定していますが,掃除のたびにはがすたび,跡がついてしまうのが悩みの種です。とはいえ,不在時の万一の地震等で水槽にライトが落ちて感電死とか火災とか起きると嫌ですからここは安全性の確保を優先です。ついでに漏電検出&電流遮断機(漏電保護タップ)が3千円くらいで,水位センサー付コンセントが3千5千くらいで売ってますのでそれも使っています。

2006-08-31補足:今はZライト式にして水槽のそばにコンクリートの枡(重し代わり)を置いてそれにクリップでZライトを取り付けて照射しています。その方が水槽の上の空間を広く取れるからです。Zライトは,爬虫類用蛍光灯とレフ球とで2個取り付けています。万一水槽に落ちないように,紐で手近なところにくくりつけています。
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飼育開始編Q22)衣装ケースをヒーターの熱で溶かさない工夫

A)ヒーターにかぶせる「ヒーターカバー」という耐熱プラスチック製品が千円前後で販売されていますので,それを使います。カバーにはキスゴム(吸盤)が付いているのでカメに移動させられることも防止できます。ただ,衣装ケースはガラス水槽に比べて吸盤の効きが弱いような感じですので,別途吸盤を増やすとか陶器製のブロックに端をはさんでしまうとか,さらに工夫が必要かもしれません。あと,ヒーター部位にはフィルター等の水流があたるようにしておけば局所過熱を防ぐことが出来るでしょう。不安なのは,空炊きによる火災です。最近のヒーターには過熱すると自動的にスイッチやヒューズが切れたり,水位センサー内蔵のものもありますのでそういったものを使うと安全かも。ただし,センサー部分が邪魔でヒーターカバーを使えそうにない形状のヒーター(オートヒーター)もありますのでご注意。私自身は,ヒーターは過熱防止機能非内蔵の安物を使ってますが,その代り,水位センサー付きコンセント(約3500円)を購入し,ヒーターカバー部分の少し上の位置にセットしています。万一水槽から水が漏れた時にも安心ですが,ヒーターやセンサー部をカメに跳ね上げられたときにはお手上げなのが難点です。

2006-08-31補足:ヒーターは2個使い,ヒーターカバーを各々にかぶせた上でを向かい合わせに並列に「コ」の字型に紐でくくりつけ,亀が動かしても水面に出ないように工夫しています。キスゴムだけでは体重が2キロの亀の力を抑えることは出来ません。水位センサーは,くるくる巻いてケーブルをまとめるタイプの結束バンド(っていうのか?)を使って,投げ込み式フィルターのエアーチューブと一緒にまとめています。こうすれば,間違って亀に水槽の外に出されてしまう危険がなくなります。フィルターによる水流が水を攪拌してくれますので,ヒータ-の熱がこもることもなくなります。
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飼育開始編Q23)水換えの頻度

A)水の量とフィルター(ろ過器)の有無・能力によって違ってきます。小さなプラスチックケース(35×20×15cm)で甲長4cm未満の2匹のアカミミガメを飼っていたときは,水が少ないこともあって毎日替えていました。その後,1匹となり甲長4~8cmぐらいまではガラス水槽(45×30×30cm)で水中フィルターやスポンジフィルターを使用,水10~20リットルでは週1回のペースで全水替&水槽の掃除,週の半ばに半分の水替を実施していました。今,衣装ケース(60×40×30cm)で水35リットルで水中フィルター&ペットボトルに1.5リットルの砂利を入れた手作り(?)フィルターの環境で,週1回のペースで全水替&水槽の掃除,といった感じです。ただ,私自身秋から始めての飼育6か月の経験しかありませんので,東京で室温35度が続く真夏にどうなるか予想できていません。おそらくは夏はもう少し早いペースで水替することになるだろうとは思います。
 私の場合,東京は新宿の安アパート四畳半で暮らしていて,もちろんカメの水槽も室内にありますので,匂いというのは結構深刻な問題です。人間が鼻をつまみたくなるような悪臭は,やはりカメだって嫌でしょう。何より衛生面で問題があります。
 フィルターによる尿や糞の分解過程は,尿素 -> アンモニア -> 亜硝酸 -> 硝酸といった具合に無害化(あるいは低毒化)が進むのですが,熱帯魚飼育用にアンモニア/アンモニウムイオン,亜硝酸(又は亜硝酸イオン),硝酸イオン,pH(アンモニアはアルカリ性,硝酸や残餌が分解して出来る各種有機酸は酸性)といった物質の濃度を測る試薬が各種市販されていますので,それで水質を測定してみると汚れや浄化の具合がわかるので有用です。とくにフィルターはカメが水をかなり汚すので一まわりか二まわり高性能のを使わないと効果がないようです。(ゴミを取るだけなら安いのでも可。) 樽型の外部フィルターがその点良さそうですが,水槽が充分大きければ,ペットボトルに砂利を詰めて安価な水中フィルターの吐出口をセットすることで自作することも可能です。他,多少費用はかさみますが,活性炭をフィルターと併用する手もありそうです。アンモニア等の有害物質を吸着してしまう訳で1~2週間で交換していく消耗品なのが欠点とはいえます。いずれにせよ,高性能のフィルターの使用で水替の頻度(手間)をある程度軽減できることでしょう。ただし,フィルター自体の掃除の手間も余計かかります。スポンジ部やモーターの軸付近(コケがついて3週間くらいで起動できなくなる)は週に1~2度掃除しています。

2006-08-31補足:今は投げ込み式フィルタである「水作エイト」を2個。水替頻度は,全水替&フィルター掃除が2週間に1度,8割水替え(フィルターマット交換はなし)が週に1回,といった具合。ただし,汚れ方の状況を見て(産卵すると一気に汚れるため),水替え・掃除は適当なタイミングで行っています。また,網を使い,水槽(砂利は敷いていない)の底や隅にある汚れだけを掬い取ることもよくやっています。汚れ様は,投げ込み式フィルターの出す泡のはじける音で判るようになります。水を汚さない工夫ですが,餌をやった後,残った餌は必ず網で救い,残さないようにすることが1番です。金魚を同居させておけばある程度は残餌を食べてくれますが,完全とはいかないようです。それに結局は食べた分だけ出ることになります。
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飼育開始編Q24)水換えのとき,水道水をそのまま使ってよいか?

A)アカミミガメやクサガメのように水質に敏感でないカメは水道水そのままでも大丈夫なようです。もっともウチではメダカや金魚を同居させている関係上,水道水は市販のカルキ抜き剤を加えてようにしています。一度うっかりカルキ抜きを忘れたらイシマキガイ(石巻貝。コケ取り用)が全滅してしまい,カルキ抜きの重要性を認識したものです。
 カメの場合,冬眠でもない限り基本的に肺呼吸ですし,糞ですぐ水を汚してしまうこともあって,水道水そのままでよい,とする飼育書が多いようです。実際,フィルター能力が弱かった場合,20リットルの水で甲長8cmくらいのとき,2日でアンモニア濃度や亜硝酸濃度が魚にとっての危険値に達してしまった,ということが何度かあり,カメの水の汚し方って半端じゃないなぁ,と驚いた記憶があります。

2006-08-31補足:水作エイトで,底の重しの砂は,バケツの水道水でゆすぐ程度(取り出さないで洗う)であれば,結構,濾過細菌も残るのでしょうか,水道水で水槽の水(70~90リットルの)8割交換しても,金魚たちはピンピンしています。金魚の状態で水質が判断できるので便利ですが,まぁ,汚れが目立ったり臭ったりしたら,素直に水替えするのがよいでしょう。
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飼育開始編Q26)生き餌と注意点

A)イシガメ,クサガメ,アカミミガメは雑食のカメなのですが,子ガメのときは特に肉食を好むようで,配合飼料・乾燥餌より,動く生き餌によく反応するようです。獲物を追い回したり,ときには待ち伏せしたりと,なかなか多彩です。たぶん運動不足解消や気晴らしにも役立っていると思います。栄養的にも骨はカルシウム,内蔵(とくに肝臓)はビタミンの宝庫ですが,汚い場所で生活しているような生き餌ですと有害な物質が肝臓に濃縮されていたり寄生虫の心配があったりします。生き餌は(エビ等の甲殻類や魚等は)ビタミンB1破壊酵素が含まれるため,それだけを与えることによるビタミンB1不足を心配する書籍が結構ありますので,それは留意しておいた方がよいかも。なお,メダカや金魚等は,カメが食い散らかした餌を食べてくれるのですが生きているからには糞をしますので,あまり数が多く共存しているような場合には生き餌といえども水を汚す原因となります。最悪なのはカメにダメージを受けて逃げたものの器材の隙間にはいってそのまま死んで腐ってしまうことでそうなると配合飼料の食い散らかしの比ではなく水が汚れます。
 今までに私が試した生き餌は,メダカ,金魚,ドジョウといったところです。2006-08-31補足:モノアラガイも与えた時期がありましたが,寄生虫(カンテツ=肝蛭)が居ることがわかり,止めました。以前は結構金魚と亀は共存していたのですが,今では2日と持ちません。
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飼育開始編Q28)カルシウムの与え方

 カメの甲羅はカルシウムの固まりみたいなものですので,カルシウムは沢山必要とします。カルシウム:リン比率は水棲ガメで大体1.5~2:1 と言われています。(陸ガメですともっとカルシウム比率を高く!) ただ,ビタミンD3が不足していると過剰症もありえるので,ほどほどに,ということになるでしょうけど。
 エビ類(干しエビ,桜エビ,淡水産ヨコエビ(ガマルス))はカルシウムが豊富でリンとの比率も良好です。オキアミ(クリル)はややカルシウム含有バランスが悪いですが(ついでに脂肪分も多い),それでもカルシウム分が豊富(リンより多い)です。他,煮干しを骨のまま与えるとかタニシ等の巻き貝の小さなものをカラごと与えるとか。
 他,小鳥の餌として売られている牡蠣の貝殻を砕いたもの(ボレイ粉。ボレーと呼ぶ場合も)もうちのアカミミガメは好んで食べます。小石代りとも言えますが,あまり沢山与えて腸に詰まったりしないよう注意はしています。カメが小さいうちは避けた方がよいかも。
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飼育開始編Q29)人に馴れさせるコツ

A)うちのアカミミガメも最初はすぐに逃げてしまうのですが,飼育2か月くらいで手から餌を食べるようになり(人間の指をこわがらなくなった),3か月目で,餌の容器が見えると大はしゃぎするようになりました。人が見ていても平気で甲羅干しに陸地に上がるようになったのは最近の約6か月目,といったところです。最初の頃は皮膚病の治療のため,うがい薬のイソジンガーグルで薬浴させていたのですが,これが大変嫌いで,逃げ回ってばかりいました。
 結局のところ,スキンシップのつもりでカメをいじりまわしたりしないこと,じっと水槽の中を見つめていてカメと目が合っても,決して何もしない(驚かしたりしない)こと,餌やり時は,餌の容器が見えるようにすること,徐々に手から与えてみること,そして,こわがったり警戒しているようなそぶりのときは無理強いしないこと,といったような具合でしょうか。カメの気晴らしのつもりで暖かくなってから近くの水の流れる(川や池とは違う)公園に連れていって遊ばせたつもりが,子供たちに見つかって追い回され甲羅に閉じこもってしまったことが何度かありましたがそういったのはたぶん逆効果ですねぇ。(子供達に悪気はないのでしょうけど。)--------------------------------------------------------------------------------------
飼育&観察Q30)食餌の量・給餌間隔・肥満?

 カメの頭くらいの量,とよく本に書いているのですが,レプトミンとか小さな粒の配合飼料を与える場合,カメの頭ほどっていっても,具体的な量を測るのは難しいですよね。結局,甲長10cmの現在まで,うちのアカミミガメには毎日朝晩食べるだけ与えています。腹が減っているとレプトミンや干しエビを丸飲みするほどですが,満腹になってくると,熱心さがなくなってくるので,それで判断しています。食欲をみせないときは思い切って抜かしてしまいますが,次回よく食べるのなら問題ないでしょう。(ずっと食欲が衰えているようでしたら温度不足とか病気を疑います。) 本によっては1日1食とか,大人になったら2~3日に1食とか書いているものもあります。それと,残り餌は片づけること。うちでは同居している金魚たちがある程度は片づけてくれるのですが,やはり余った餌はそのまま水に入れておくと腐ったり溶けたりして水質を悪化させますから。フィルターに吸い込まれると金魚も食べることが出来ないので中で腐ったりとなかなか大変です。
 肥満かどうかは,足の付け根の脂肪の付き具合で判るとのことです。太りすぎになると頭や手足を引っ込めることが出来ないほどになるとか。水槽と水量を大きくして運動できる空間を確保することで,肥満は防げるように思います。

2006-08-31補足:充分大きくなったこともあり,もはや食べるだけ与えるようなことはしていません。2~3日に1食ってところです。確かに亀の頭くらいの量を目安にしています。
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飼育&観察Q31)偏食(好き嫌い)

A)
2006-08-31補足:偏食したまま(まさにハンガーストライキ),死んでしまう亀も居るらしいとのことなので深刻かもしれませんが,通常はよほどのことがない限り新しい配合飼料に慣れてくれるもののようです。実家に行った亀たちの経験では。ただ,その前に飼い主の方が根負けしてしまうことが多いようです。とくに,もっと美味しいものを知ってしまうと,まずいものはなかなか食べようとはしない,そういうことですね。彼らも美食家という訳です。
 金魚が1番,お刺身が2番,干しエビが3番,レプトミン(配合飼料)が4番,そしてレプトミン以外の配合飼料が5番以下,といったところでしょうか。チーズもチクワも大好きですが,栄養バランスは両方共問題があります。脂肪分や塩分が多すぎるとか,後者ではビタミン・カルシウム不足とかも。
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飼育&観察Q32)ろ過器(フィルター)

A)水替えが楽な環境で毎日水を替えることが出来る環境ならフィルターは要らないのでしょうが,そうでない場合は,水質を維持するためにもフィルターはあった方がよいでしょう。で,フィルターはゴミを取る物理ろ過と,ろ材に付着した微生物(硝化細菌)の手を借りて有害な物質(アンモニア)を低毒な物質(亜硝酸・硝酸)に変化させる生物ろ過,有害物質を活性炭等で吸着して取り除いてしまう吸着ろ過(化学ろ過)に大別されます。見た目がきれいでも水が匂う,というのは,このアンモニアが多い状況と言えるでしょう。(他に,コケや緑藻が繁殖してそれが嫌な匂いを出す,という場合もあります。)

2006-08-31補足:多少順番が違っている箇所もあるかもしれませんが(記憶曖昧),大体次のような変遷を経て今に至っています。
(1) 砂利をろ材とする底面ろ過(エアーポンプ方式)。亀が砂をほじくりかえし,また,掃除の時,手が砂利で傷つき怪我したので,止めた。)
(2) スポンジをろ剤とするスポンジフィルター(エアーポンプ方式)。はじめ水量不足で充分な揚水力が得られなかった。後,水位充分となるも,亀がかじってしまうので,網をかぶせたりしたが,いまいち汚れが取れないような感じで(ゴミが水槽に戻ってしまう),止めた。
(3) 水中ポンプによるポシェットフィルター(プラスチックの容器内にスポンジとセラミックの生物ろ過用の石を入れてろ過。ニッソー製)。掃除が面倒で止めた。
(4) 密閉缶型フィルターを使用(掃除が面倒な上に,吐水口亀が動かし水びたし事件,さらに故障で廃棄)
(5) ペットボトルを加工して作った自作投げ込み式フィルター(エアーポンプ方式)。フィルター内でヒルが繁殖し,止めた)
(6) スポンジを中に内蔵するタイプの市販投げ込み式フィルター(エアーポンプ方式)。亀がスポンジを齧れなかったのは良かったが,あるとき亀の力で分解されてしまったことがあり,また,やはりゴミの取れ方が不足気味なので止めた。
(7) 水作エイト(エアーポンプ方式)。2個。最初は純正のマットを使い,汚れたらモミ洗いしていた。
(8) 水作ニューフラワーDX(エアーポンプ方式)。水作エイトより構造的な問題で汚れが取れにくいことが判明。掃除もかえって面倒と判明し,止めた。
水作エイト×2
(9) 水作エイト(エアーポンプ方式)に戻した。2個。マットは汚れたら再利用せずにそのまま絞ってゴミとして捨てて新しいマットに変えてしまう。マットは,上部フィルター用を切ってはがして,長さの不足は山折りを多少端折ればOK。底の砂利はそのままはずさずに水洗いすれば結構バクテリアが残るので水質は大丈夫で,同居の金魚死なない。2個あれば1個亀がはずしてもなんとか水質を維持できる。

といった形で現在に至っています。甲長8cmくらいのとき(水量20リットル, 水温25度)で,水質を測ったのですが,(2)(3)の状態では生物ろ過については効果が少なく,2日ほどでアンモニアや亜硝酸濃度が(魚にとっての)限界値に達してしまうほどでした。もっとも,最初説明書通り1か月ほど(3)のフィルターを掃除せず放っておいた(水替は毎週実施した)ら,なるほどアンモニアはすぐ分解するものの亜硝酸濃度が急激に高まり一向に減少せず,おかしいと思って分解掃除したらものすごいヘドロで,それ以来,懲りて,フィルター自体の掃除も毎週行うようにしてました。

 最後に注意点。水槽内の器材にカメがはさまれて溺死しないよう,設置レイアウトには注意してください。うちのアカミミガメをこれで1匹亡くしました。底面ろ過の吐出口のパイプと水槽の壁にはさまって溺れていたのでした。帰宅後あわてて水から出したのですが,肺炎を併発し,ヒューヒュー,ゴーゴーひどい音をたてて開口呼吸し,翌日動物病院での注射の甲斐なく息をひきとりました。そういった失敗はぜひとも避けてほしいと思います。
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飼育&観察Q38)うまく泳げない(片方が浮く/お尻だけ浮くなど)

A)うちのアカミミガメの1匹が入手時から(歌舞伎町のゲームセンターのクレーンゲームにて),体の片方だけが妙に浮いてしまう変な泳ぎをしていて,水に沈むことが出来ませんでした。食欲もありませんでした。その後,水中ヒーターやホットスポット等を使って暖かくして食欲が出てきた半月後ぐらいからだんだん直ってきて,水にも潜れるようになりました。体長が悪く肺を浮き袋のようにして膨らましてバランスを取ることが出来なかったのでしょう。
 すっかり直った1か月後,フィルターのパイプにはさまって溺れてしまい,肺炎を併発しすごい音(ヒューヒュー,ゴーゴー)を出して開口呼吸し,翌日亡くなったのですが,死ぬ直前,やはり入手直後のように傾いて泳いでいました。
 という訳で,大変に危険な状態に思います。ぜひとも獣医さんに診てもらうことをお勧めします。
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飼育&観察Q39)陸に上がってきません。

A)冬場ですと,陸場の温度が低いのかもしれません。水温を高め,かつ,陸場のホットスポットを強めにすると(電球のワット数を上げる),また陸に上がるように(ウチのアカミミガメは)なりました。

 また,陸場の器材を変更した場合,登り難いことも考えられます。例えば,ウチでは,テトラ バスキングボーイ(浮き島)に登れるようになるまで4~5日かかりましたし,その後,もっと広くて安定した浮き島を,と,バスマットを切って端を登り易く斜めに切ったものに替えたのですが,1週間経っても登ろうとせず(陸地と認識できなかった?)結局浮き島方式はあきらめ,ブロックとコルクバーグ(共に陶器製)の組み合わせにして登り易さ・安定性を重視する方式にしたら,やはり,すぐにでも陸場に上がるようになりました。
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飼育&観察Q42)手足の皮膚が剥けます。白くふやけています。病気?

A)正常な脱皮と皮膚病の場合が考えられます。正常な場合は,下にちゃんとした健康な色模様の皮膚があります。うちのアカミミガメは,一時期,仮面ライダーのマフラーみたいにふよふよした皮を首に巻き付けていたことがあり,これこそ,カメんライダーだなと,笑ってみていたことがあります。
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飼育&観察Q44)皮膚(甲羅)に白い斑点

A)ウチのアカミミガメは入手時,首の後ろ(上)に1cmくらいの白い円状の斑点(水虫みたいに半透明)があり,うがい薬のイソジンガーグルを薄めたもので薬浴させたり直接塗ったりしたものですが,冬場で寒かったため患部の乾燥のために水場に入れないで乾かすといったことが出来ず,なかなか直りませんでした。直ったのは,1か月後,紫外線(UVB。290~320nm)も出るフルスペクトルライト(REPTISUN 5.0UVB。5千円位)を導入してからです。いつのまにか自然に直ってしまいました。紫外線の効果(殺菌作用)をさすがに思い知りました。
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飼育&観察Q46)甲羅が柔らかい

A)正常な甲羅や骨格形成に必要なカルシウムやリン,ビタミンD3不足による「くる病」の可能性があります。
 子ガメの場合は甲羅は柔らか目ではあるのですが,甲羅がでこぼこしたり,異常に柔らかい場合は注意が必要でしょう。リンの方はたいていの食事で十分足りているのですが,カルシウムやビタミンD3が不足することは多いようです。ビタミンD3は紫外線(265ナノメートルが吸収極大)を浴びることで必要なだけ生成されるので,日光浴させるとか(ガラスは紫外線をかなり吸収しますのでできれば直接),紫外線も含むフルスペクトルライト(蛍光燈型。290~320nmのUVBを出すタイプ。殺菌灯は紫外線が強すぎ目がつぶれますので注意。)を使うとか,食事で補うとかすると良いでしょう。ビタミンD3をよく含む食品としては,レバーや煮干し,かつおやまぐろ,等があります。人間の料理用の「食品成分表」とかの本を参考にするとよいでしょう。カルシウムを多く含む食品はエビ(桜エビ,干しエビ)や煮干し,等。市販の炭酸カルシウム剤を使用するのもよいかも。ちなみにカルシウム:リン比率は1.5~2:1とカルシウムを大目に。
 で,重傷の場合は,獣医さんに診てもらった方がより的確なアドバイスをもらえるでしょう。
 うちのアカミミガメは,入手時からある甲羅のデコボコ(たぶん,くる病か先天異常)があって,フルスペクトルライトの導入にもかかわらず,結局甲羅のデコボコは直ることなく,そのまま起伏が拡大するような形で現在に至っています。もっとも,入手時,甲羅が柔らかかったのが,今ではがっちり固くなっていますから,一応効果はあったのだろうとは思っています。
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飼育&観察Q47)病院を教えて!

A)「カメカメフェスタ 1st. November,1996記念版 カメの本」(加藤 進 スーパーバイザー,和知 優介 チーフエディター,安西 広幸,吉岡 幸子 編,木村 浩 写真&アドバイザー,他,株式会社リアルエステイト研究所,1997年9月発行,2800円(税込),ISBN4-947708-08-5)に,爬虫類を扱っている動物病院の一覧が掲載されています。北海道7医院,宮城県1,茨城1,埼玉2,千葉1,東京5,神奈川5,静岡2,愛知1,長野1,京都1,大阪3,兵庫3,岡山1,徳島1,沖縄1,といった具合ですが,リストは掲載承諾を得た動物病院及び獣医師のみ掲載とのことで,たぶん,これ以外にも沢山あるでしょう。
 多少の手間を面倒くさがらなければ,電話帳で探して電話しまくるのが確実とも言えます。電話帳はその地区のは無料で配ってますが,他地区のはNTTや図書館に行けば見れますし,あるいはインターネットタウンページ( http://itp.ne.jp/ )で「動物病院・獣医師」で探すのが良いのではないでしょうか。地域によっては地図まで表示してくれます。

2006-08-31補足:「カメの家庭医学(カメディカ改訂版)」を出し,最近では新作ガメラ(小さき勇者たち~ガメラ~)でエンドクレジットに「飼育アドバイザー」として名の出ている小家山氏はこの道で大変有名ですが,WEBで探せば他にもみつかるかもしれません。
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飼育&観察Q52)ミドリガメが手をぷるぷると震わせている

A)オスの求愛行動らしいです。ウチのアカミミガメは飼育後5か月でこの行動をとりました。タニシや煮干し相手にです。手をぶるぶる震わせた後,パクリとやったところをみると,歓喜の踊りのようにも思えます。ちなみに後日いずれもメスと判明しました(無精卵を生んだ)。メスでもするということは,さてどんな意味なんでしょうか?(2006-08-31補足)
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飼育&観察Q57)初心者向けの本

2006-08-31補足:1998年当時の状況です。URLは確認しなおしました。また,絶版とわかっているものは削除しました。

1.飼育情報の収集方法について書いてある本

 まずは,飼育情報をどのようにして集めていくか,という情報収集のノウハウについて記載している本についてです。貴方がこの文章を読んでますように,本以外にも飼育情報はあちこちにあります。

(1) 「アニファ」(サブタイトル:わが家の動物マガジン,(株)スタジオ・エス,毎月26日発売,http://www.studios.jp/anifa/ )1998年5月号

 特集の一つが,「春だ! わが家に動物たちがやってきた!(3) 動物飼育に役立つ情報収集の方法を教えます 動物飼育の新学期に,動物との暮らしに役立つ情報収集術」でして,これがよく出来てます。タイトルだけ抜粋しますと
 「ステップ1:基本知識を得よう ~ 飼育書
  ステップ2:生態や習性を知ろう ~ 動物図鑑
  ステップ3:生息地の環境を知ろう ~ 理科年表,地図帳,地誌,植物図鑑
                     昆虫図鑑,魚類図鑑,etc.
  ステップ4:フィールドワークのすすめ
  ステップ?:より深く動物を理解するために
          ~ 大学で学ぶ,愛玩動物飼養管理士
  ステップ?:もひとつステップアップ こんな本もあるといい
          ~ 食品成分表,専門書
  ステップ?:飼育仲間とおしゃべりしたい 情報交換の場を見つけよう
          ~ NIFTY SERVE,メーリングリスト」
といった感じで,とくに秀逸なのは,「情報源の特徴」として,国内の出版物(学術書,図鑑,雑誌,単行本,同人誌),海外の出版物(学術書,業界誌,大衆誌,愛好会誌),サークル,学会(研究会),ペットショップ,学校,動物園・水族館・博物館,フィールドワーク,インターネット・パソコン通信,動物病院,といった情報源の各々について,
  特徴,コスト,確かさ,娯楽性
について,一覧表,5段階評価(ピンからキリまで,という表現もあり)の形で示しているところです。情報源は本に限らないのだ,という視点,そして,どんな情報でも無条件に信じるのは危険である(結局,その情報を得た自分が判断しなければならない)というのが言外に示されているようで,痛快でもあります。(実際,本により間違いの多い記述~ビタミンD3の話とか,本によってまちまちなもの~水深や繁殖方法,等,初心者ほど迷いやすいように思います。) 現在バックナンバー注文するか,図書館で探すのが(図書館によって取扱雑誌は違いますし保存年数もまちまちですが)良いのではないか,と思います。

2.飼育書

 イシガメ,クサガメ,ミシシッピーアカミミガメの飼育方法は共通する点が多いのですが,とりあえず,これらの名前の付く本,あるいは「ゼニガメ」,「アカミミガメ」や属名の「スライダー」が書名についているようなものはまず無条件にオススメです。それ以外は,どうしても汎用的な記述になりがちです。もっとも,中を開いてみると特定のカメを集中して取り上げているものもあります。

(2)「ミドリガメの飼い方 ~水生ガメの飼育と繁殖~」:樋口 守 著,香柏社,1996年12月初版発行,1997年9月2刷発行,1554円(税別),ISBN4-88144-302-X。
 ミドリガメだけでなくゼニガメ(イシガメ,クサガメ)の飼育にも使用できるように構成されています。一番のお勧めです。

(3) 「カメの医・食・住」:徳永卓也 著,千石正一 監修,株式会社どうぶつ出版,1996年8月初版発行,1437円(税別),ISBN4-924603-32-5。
 全般的にバランスの取れた飼育入門書です。ミドリガメを帰化動物として悪者扱いしている点がやや気になります。

(4)「T.F.H.飼い方マニュアルIV スライダーガメ」:JORDAN PATTERSON 著,志村 真紀 訳,株式会社リアルエステイト研究所,原著は1994年のCopyright,2331円(税別),ISBN4-947708-03-4。
(5)「T.F.H.飼い方マニュアルVI クーター類・スライダー類・ニシキガメ」:JERRY G.WALLS 著,畑 佳子 訳,株式会社リアルエステイト研究所,1997年8月初版発行,原著は1996年のCopyright,2286円(税別),ISBN4-947708-05-0。
 (4)(5)は翻訳物なので,日本の本とはだいぶ違った印象を受けます。現地の自然環境や実際のカメの生活,サルモネラ菌にまつわる話,分類学上の混乱の話(これは,カメのことを様々な事典で探す際にぶつかる問題なので,意外と影響が大きいです),等,興味深い事柄も多く載っています。

(6) 「カメを飼ってみよう」 (やさしい科学・シリーズ):内田 至 著,田沢 梨枝子 絵,さ・え・ら書房,1985年4月発行,1100円(税別),ISBN4-378-03819-6。
 クサガメ,イシガメ,アカミミガメ(ミドリガメ)について,飼育方法や飼育を通じて観察されること,を子供向きにやさしくわかりやすく書かれています。発行年がやや古いのでもしかすると入手しにくいかもしれません。図書館で探しましょう。

(7) 「世界のカメ 3 分類と病気」:加藤 進 著(病気の項:高橋 功 著),(株)クリーンクリエイティブ,1996年5月初版発行,3800円(税込)
 カメの体と病気とその対処法について大変詳しい本です。ぜひとも揃えておきたい本です。著者の高橋先生(方南病院)には,うちのアカミミガメの水難事故・急性肺炎で実際にお世話になりました。先日急逝されたとのこと,大変残念です。 2006-08-31補足:今なら「カメの家庭医学(カメディカ改訂版)」(小家山 仁 著,アートヴィレッジ,2004年8月発行,5000円(税別))がお勧めです。ただし「改訂版においては,病気に対する簡単な処置法も新たに追加していますが,専門的な治療法や薬剤については,記載していません。それは,本来適切な措置が早期に施されていれば,充分助かることの出来たカメたちが,素人療法が行われた結果,死んでいくのを数多く見てきたからです。」と序文に書かれている点には注意が必要です。

(8) 「新版 カメの飼育ガイドブック」(トータス・トラスト公認,増補改訂版):A.C.ハイフィールド 著,日向野ブレンダ 訳,真菜書房,1997年4月初版発行,2200円(税別),ISBN4-916074-11-4。
 水棲ガメよりはリクガメ(トータス)の方が詳しいのですが,24時間体制でカメの診察を受け付けてくれる病院や保護地区があるカメの研究保護団体「トータス・トラスト」(イギリス ロンドンに本部有り)の創始者・主宰者の肩書きはダテではない全般的な詳しさと内容の正確さが素晴らしいです。訳者による日本向けを意識して作成した脚注も素晴らしく,読み終わるのに一番時間がかかった本です。

3.飼育関連書

 厳密には飼育書とはいいがたい本ですが,生態や生活を描いたり,間接的に飼育に役立つものです。

(9) 科学のアルバム 90「カメのくらし」:増田戻樹 著,松井孝爾 監修,あかね書房,1997年5月発行,ISBN4-251-03390-6。
 日本にすむカメの中から,とくにクサガメとアカウミガメの暮らしを中心に取り上げています。自然のクサガメの生態についての写真や記述が豊富で,クサガメの魅力満載といったところです。データも割と豊富で,産卵記録やふ化直後の子ガメの大きさ・重さ,成長記録,冬眠時の体重変化等の数値が表で掲載されていたりします。ただ,飼育書としてみると病気の項等記述不足が目立つのが残念なところです。(もともと児童向けに書かれた本ですので,子供が自分で読むのにも適しています。)

(10)「うちのカメ オサムシの先生カメと暮らす」:石川 良輔 著,八坂書房,1994年4月初版第1刷発行,1997年8月第5刷発行,2000円(税別),ISBN4-89694-645-6。
 カメの居る生活,カメと共に暮らす生活をイメージしたい場合,本書がオススメです。室内で放し飼いし,家族の一員として暮らすカメとその暖かみある文章にほのぼのしてしまうこと,間違いなしです。
 著者は昆虫学者であり,ツボを押さえた文章と写真とスケッチ,そして,元教え子の(正確には修士論文発表の際に審査する・される立場だった)カメ研究者の矢部 隆氏が寄稿(自然史,系統と分類,クサガメについて,飼育について)していることで,内容に深みも出ているように思います。

(11)「カメカメフェスタ 1st. November,1996記念版 カメの本」:加藤 進 スーパーバイザー,和知 優介 チーフエディター,安西 広幸,吉岡 幸子 編,木村 浩 写真&アドバイザー,他,株式会社リアルエステイト研究所,1997年9月発行,2800円(税込),ISBN4-947708-08-5。
 飼育書や生態の本というよりは,日本国内のカメたちの一大イベントやコンテストの本です。が,ビタミンD3の正しい合成・利用経路の話や,カメの写真の撮りかたのコツ,そして何より「爬虫類診療病医院 全国リスト」が掲載されているのが役立つかもしれません。

4.その他の本

(12)「四訂食品成分表 1997」:香川 綾 監修,女子栄養大学出版部,1987年1月発行,700円(税別),ISBN4-7895-0197-3。
(13)「五訂食品成分表 [新規食品編] カラー食品図鑑」:芹澤 正和,梶浦 一郎,他監修,1987年7月発行,800円(税別),
     ISBN4-7895-0151-5。
 「四訂食品成分表」は1982年10月に発表されたものですが,(12)は,これに「日本食品ビタミンD成分表」(1993年)他,後の調査報告を反映させたものになっています。ビタミンD(D2,D3)については,人間ではどちらも有効とのことで本書では区別なく記載されていますが,見分け方は,D3は動物由来,D2が植物由来ということで,カメに必要なビタミンD3を含む食品を見分けることが可能です。カルシウムとリン比率(1.5~2:1が好ましい)等も本書で容易に見ることが出来ます。サルモネラ菌等の食中毒,各ビタミンの働きや多く含む食品例,ビタミン破壊酵素の話,等も有用です。元となっている「四訂日本食品標準成分表」の改訂作業が1994年から科学技術庁資源調査会で行われているということで,新規食品編(モロヘイヤ,サニーレタス,他)以外にも,いずれ本編の改訂版が出てくることでしょう。スーパー等流通の便(形や色がよく大きさ・重さが揃っているもの)を優先した結果,ビタミン等の栄養含有量が低下しているというのは割と有名ですね。(含有量の過信は禁物!)

(14)「旺文社 生物事典 改訂新版」:江原 有信,市原 俊英 監修,旺文社,1994年9月改訂新版発行,1997年重版発行,1456円(税別),ISBN4-01-075109-6。
 飼育から派生した種々の事柄を知るのに便利です。例えば,尿成分(住処によって尿の成分が違う。ヌマガメは尿酸でなく尿素多い)や生物ろ過(硝化細菌,硝酸還元菌),寄生虫や細菌の話,等,いろいろヒントを得られます。書店では高校生の受験参考書のコーナーに置いてあることが多いようです。

4.雑誌

(15) 「クリーパー」:隔月刊。クリーパー社。爬虫・両生類情報誌。亀の回は相当に詳しい。 http://www.bekkoame.ne.jp/ha/creeper/
(16) 「ビバリウムガイド」:月刊「アクアライフ」別冊。マリン企画。爬虫・両生類からサソリ,タランチュラまで。
(17) 「アニファ」:哺乳小動物が中心。(株)スタジオ・エス。月刊。 http://www.studios.jp/anifa/

 「アニファ」はカメの記事は少なめなのですが,なんというか暖かみを感じます。「Animal in Family」から雑誌の名前をとっていることもあって,人間との共同生活重視の姿勢は,とかく鑑賞に流れがちな熱帯魚・爬虫類飼育と一線を画すものがあるように思います。里親探しや文通コーナーにカメが登場することも結構ありますし,特集記事も読みごたえがあります(「動物飼育に役立つ情報収集の方法教えます」や「動物の法律を考える」,「爬虫類・両生類研究室:水について考える」,他)。「スケイル」は創刊3号目にしてカメの記事が少なかったことについての弁明がありました。「クリーパー」は後発ですが,著者にめぐまれ,充実した記事が多いように感じます。(2006-08-31補足)

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