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2006年12月15日 (金)

フェレットと狂牛病

 先の狂牛病の例~フェレットフードや猫用フードを人間が味見するのは危険かもしれないという点~について。狂牛病にかからない(と思われている・思われていた)動物・ペット用に対しては,人間用が禁止されてもペットフード用に転用されていたという話を読んだ気がする。それで狂牛病に感染した猫が続出したとか(間違ってたらご免なさい)。今では,例えば猫用フードの場合,「この商品は猫用です。猫以外の動物に与えないでください。」とかちゃんと記載されている。しかし,昔は,フェレットフードも亀用フードも人間が(私が)味見してたときがあったから,はたして大丈夫かどうか。一抹の不安・・・。

 とはいえ,猫用フードは先の狂牛病の件が明らかになっているから今であればたぶん大丈夫だろう。人間だけでなくフェレットに対しても。ただし,たぶん狂牛病にかからないであろう(わからないが)亀用フードとかに狂牛病の骨肉粉(ミール)が入っていた可能性はあったかどうか。もっとも亀用フードで牛肉(実際は副産物)を使うことがどれだけ宣伝になるかを考えると,ありえなさそうな気はする。まぁ亀用だと「サナギ粉」とか,たぶん蚕のやつが入っている製品もあるので,さすがにそういうのは試食する気はおきないけども。

 あらためて,フェレットと狂牛病の関連を調べてみた。下記のようなやつがあった。古い資料が多いが,それでもなかなかぞっとする話ではある。やっぱり,フェレットに狂牛病は餌を経由して感染するようだ。

http://www.alive-net.net/world-news/wn-farm/41.html
狂牛病の世界的拡大
ALIVE No.41 2001.11-12 海外ニュース 翻訳:宮路
 「スイスで6歳の猫が猫海綿状脳症と診断された。同国では初めてのケースだが、イギリスではすでに90件ほどが報告されており、1995年にはノルウェーで、1996年にはリヒテンシュタインでも同様のケースが報告されている。」

http://www.nisshin-pet.co.jp/study/jiten/14/02.html
ペットの食事大事典|学ぶ・知る|日清ペットフード
食の安全 編牛海綿状脳症/BSE【うしかいめんじょうのうしょう】
 「ペットへの感染犬での感染報告はありませんが、猫ではBSEと似た「猫海綿状脳症(FSE)」という病気の発生が英国で報告されています。感染源は、BSEと同様のヒツジのプリオン病である「スクレイピー病」に感染しているヒツジの肉や、BSEに感染した牛を原料に使用したペットフードとされています。」「牛由来原料の混入がまったくないことが確認された原料業者が製造した、鶏由来原料の使用禁止措置は(日本では)解除されました。」

http://www.equinst.go.jp/JP/topics/kyogyu.html
JRA競走馬総合研究所/狂牛病について
 「狂牛病の牛の脳を実験的に牛、羊、豚、山羊、ミンク、キヌザルに接種すると感染を起こすことが分かっています。しかし、それを経口的に与えると、羊、山羊、マウス、ミンクでは感染しますが、豚や鶏では感染しません。」

http://www2.odn.ne.jp/~cdu37690/dokujinobsekabu.htm
アメリカの牛に独自のBSE株が広まっているらしい~予言されていたアメリカの「非定型」狂牛病の脅威
http://www.prwatch.org/node/4883
ジョン・ストウバー/メディアと民主主義・センター/2006年6月14日
訳 小森冬彦
 「ミンクの脳をミキサーにかけてクリーム状にし、均質化したその液を注射器で被験動物に注射したのだ。動物は健康なミンク14頭、フェレット8頭、リスザル2頭、ハムスター12頭、マウス45頭、そしてウシ(オスのホルスタイン種)が2頭だった。」「フェレットが発症まで最も長期間を要したが、結局1頭を除いた全てのフェレットが28~38ヶ月の潜伏期間を経て症状を発現した。」

 さて,そういえば,ニフティのペットフォーラムでのフェレット関係の会議室でも以前投稿したのを思い出した。2002-01-02 と古いが(情報を調べたのはさらにその1~2か月前),今回関係ありそうなところを抜粋してみる。なお,URLで変更が判ったものは直しておいた。また,一部修正した箇所もある。

2006-12-15 懶道人(monogusadoujin)
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【以下,2002-01-02当時の投稿より(抜粋)】

 きっかけは,1~2月前,あるホームセンターで,フェレットフードを見つけたときでした。国産品のその成分のところを見ると,シールが貼ってあり,農水省の指導により原料を変更したと書いてあります。で,元の成分表とずれて貼ってあったので,比較してみると,「お肉」関係が一切無くなってぜんぶ「お魚」関係になっています。そのときはおやっと思っただけなのですが,先日生協のキャットフードを見てみると,やはりシールが貼ってあって「農水省の指導」といったことは書いてないものの,やっぱりお肉から魚の成分に変わっています。で,もしやと思い,WEBで調べてみました。

(1) http://www.yezodeer.com/cwd/cwdreport.html
  籠田勝基「シカの新しい感染病 慢性消耗秒(CWD)について」

 「養鹿場の飼料および猟場におけるおびきよせには、肉骨粉の混入した飼料を絶対に与えないことが重要である。」「海綿状脳症は(中略)牛(BSEまたは狂牛病)、水牛、羊(スクレーピー)、ミンク、猫、および動物園飼育の牛科と猫科の計11種の動物での発生が知られ、伝染性海綿状脳症と総称されている。実験的にはマウス、フェレット、ハムスターなどへも感染する」

(私,コメント)
 実験的にフェレットに狂牛病が感染する恐れがあるということは,フェレットフードやキャットフードによっては感染する恐れがあるということを意味しているのでは? で,味見と称してフェレットフードやキャットフードを口にしたことが私はあるのですが,それは実は危険な行為だったのではなかったのか,ということです。

(2) http://niah.naro.affrc.go.jp/disease/bse/cdc_paul.html
  牛海綿状脳症と新型クロイツフェルト・ヤコブ病:背景、進化および現状(仮訳)

 「動物園の外国産偶蹄類及び家ネコ及び捕獲野生ネコが感染したことにより心配はさらに高まった。偶蹄類及び家ネコは肉骨粉が補填された飼料で飼育されており、野生ネコは牛の脳や脊髄を含む未調理の組織を食べた。」「クールーないしCJDのヒト株は霊長類ないしネコで継代するまではフェレットないしヤギには伝達しない。」

(私,コメント)
 「クールーないしCJDのヒト株は霊長類ないしネコで継代するまではフェレットないしヤギには伝達しない」
という文は,言い換えれば「クールーないしCJDのヒト株を霊長類ないしネコで継代したところフェレットないしヤギに伝達した」という訳で,結局はフェレットに感染しうる,ということです。ただし,狂牛病の汚染牛肉の含まれたペットフードをフェレットが直接食べた場合,感染しうるか,という点については,よく分かりません。人間の病原組織を猫に与えて,その猫の肉をフェレットに与えたら感染したってことを上の文では言っている訳なので,ちょっと違うからです。

(3) http://www.kokusen.go.jp/now/ncac_bse.html
  国民生活センター:「牛海綿状脳症(BSE)」関連情報について
  2001年11月5日登録。2002年8月23日更新

 「牛は牛肉・牛乳の他にも医薬品・化粧品・加工食品・ペットフードなど幅広く利用されている。日本で初めての狂牛病が発生したため、対応が急がれている。」
「肉骨粉:輸入と国産品の製造・販売の一時全面禁止(10月1日)(1996年にイギリスからの肉骨粉の輸入禁止、肉骨粉を牛の飼料にしないように行政指導)
「●上記措置を一部解禁
  ペットフード用及び肥料用の肉骨粉等の当面の取扱について(11月1日)
    http://www.maff.go.jp/work/press011101-03.pdf

(私,コメント)
 ということは,やはり,フェレット用のペットフードにも牛肉が使われていた可能性も考えられます。とはいえ,初期においては,牛に関係ない鶏や豚の肉骨粉も当初はすべて禁止されていたので,本当に牛だったのかどうかまでは判りません。

(4) http://www.fcoop.or.jp/KYOUGYUU/kyougyuu.html (現在はURL無効)
  日本生協連:牛海綿状脳症(BSE)学習会を実施(2001/12/13)

「●ペットフード
 「COOP商品」に使用されている肉骨粉はBSE非発生国であるオーストラリア、ニュージーランド産です。また“ぱれっと”で取り扱っている主な一般商品として「サイエンスダイエット」がありますが、メーカーとの確認で肉骨粉は一切使用してないことを確認しております。」

(私,コメント)
 「サイエンスダイエット」の猫用グロースを,私はフェレット用にも与えていましたが,とりあえず,こっちは大丈夫なようです。

(5) http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/disease/2001-6/1102-1.html (現在はURL無効)
  Mainichi INTERACTIVE (2001/11/02)
  「狂牛病・口蹄疫禍:肉骨粉 ペットフードと肥料を解禁」

 「農水省は1日、狂牛病(牛海綿状脳症)対策で流通・使用が全面禁止された肉骨粉の取り扱いに関して、豚や馬、鶏など家きんから製造した肉骨粉のペットフードと肥料への製造・出荷を認めると県などに通知した。同省のBSE(狂牛病)対策検討会の見解を受けた措置。」

(私,コメント)
 で,くだんの国産フェレットフードの「農水省の指導」は,最初の方の措置を指していたのでしょう。それとも・・・あるいは,牛の肉骨粉が? 「ミート・ボーン・ミール」って,カタカナだと分かり難いのですが,「肉・骨・粉」=「肉骨粉」ですよね。カタカナ表記に惑わされまい!! もっとも,単に「ミート・ミール」とあっても「骨」を含む場合もあるとのことなので(しまった,URLをメモしそこねた! coop関係だったと思うのですが),過信は禁物のようです。

(6) http://www.maff.go.jp/work/press011101-03.pdf
  農林水産省:プレスリリース「ペットフード用及び肥料用の肉骨粉等の当面の取扱いについて」(2001/11/01)

 「ペットフードについて
(1)ペットフード原料用の豚、馬及び家きんのみに由来する肉骨粉等については、①製造基準を設定し、②肥飼料検査所が製造基準への適合性を確認することにより、豚、馬及び家きん以外のたん白質の混入防止を図った上で、その製造・出荷を認める。
(2)肉骨粉等のうち豚、馬及び家きんのみに由来するものを含むペットフードについては、①製造基準を設定し、②肥飼料検査所が製造基準への適合性を確認することにより、家畜等用飼料への混入防止を図った上で、その製造・出荷を認める。
(3)肥飼料検査所は、製造基準への適合性を確認した事業場について、肥飼料検査所のホームページに公表する。」

(私,コメント)
 で,つい最近店頭で見た,生協のキャットフードで原料がお魚由来に変わったのは,たとえBSE非発生国のオーストラリア,ニュージーランド産であっても,農林水産業の停止措置が解除された訳でないから,ということで,話がようやく通じました。

 フェレットの飼い主としては,今後どうしていったらよいのでしょうか? また,正しい(詳しい)情報ももっと欲しいところです。とりあえず思いつくのは,
(a) サイエンスダイエットは安全だ(^^)
(b) ペットフードを人間が味見してはいけない(^^)
(c) 大手国産ペットフードについては,2001年10月4日以降の製品なら安全だ。でも,有効年月日は書いていても製造年月日を書いていないものが結構有る気がするので,どうやって判断したらよいか・・・。

といったところでしょうか。

2002-01-02 懶道人(monogusadoujin)

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