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2008年7月 3日 (木)

これまた番外編:甦る古の時計(よみがえるいにしえのとけい)

 昨年秋,近所のお店の雑貨屋ブルドッグ( http://www.z-bulldog.com/ )で,スケルトンのゼンマイ式目覚まし時計を見つけ,そして,大宮ロフトで,6歳子供向けの組み立て式スケルトン・ゼンマイ式振り子時計を見つけてから,久しく眠っていた血が騒ぎ出した。今と違って私の子供の頃はクォーツは出たばかりで高値の花だった。毎時ボーンボーンと時を打つゼンマイ式振り子柱時計も健在だった。時計というものへのあこがれがあった時代だった。

 学研の大人の科学マガジンの第8号の「棒テンプ式 機械時計」を組み立てたり,いろんな時計の本を読みあさった。そして,ついに隔週刊の「甦る古の時計(よみがえるいにしえのとけい)」も購入するようになってしまった。写真は,バックナンバーで買った1~8号と,20080702_1買い始めた41~46,48号の付録の懐中時計である。蓋付き(ハンター)や組み立て式のもの(コンパクト)を開いたもの,表・裏と写真を撮ってみた。ハーフ・ハンター(ナポレオン)や組み立て式(コンパクト・タイプ)がこの値段で買えるのは嬉しいのだが,所詮付録の安物ではある。とはいえ,結構時計選びの参考にはなる。

 

【見やすい懐中時計の条件(自分なりに)】20080702_2
・コントラストが大きく,針がくっきり見えること。白地に金の針や,黒地に金の針は優雅に見えるが,夜暗いところでは全然読めない。

・針は太めが読みやすい。細い針で,先端や途中だけが太くても,秒針と見間違いやすいような太さだと,ぱっと見,読みにくい。とくに,蛇の目のように蓋の中央がくりぬかれているハーフ・ハンター(ナポレオン)で,分針と秒針の区別がつきにくいのは問題。20080702_3

・アラビア数字の方がローマ数字より読みやすい。とくに懐中時計の場合,手に持った角度が一定でないことがあるので,細いローマ数字が放射線状に配置されていると,ぱっと見何時かわかりづらい。

・文字盤の数字も太めの方が,薄暗いところでは読みやすい。

・どちらが上か,見た目ですぐわかるようなものがよい。メーカーロゴ位置で区別つくとか,12時の文字だけ赤文字とか。

・老眼の身には,文字盤は大きめの方が見やすい。

・蓋式のもので,開閉スイッチの具合。ゆるいと,ちょっとしたことでポケットの中で蓋が開いてしまい具合が悪いし,スイッチがきついのも大変。結構微妙な加減。

こうしてみると,なかなかすべてに合格というものはないようだ。付録ではなく,市販の機械式(ゼンマイ式)懐中時計では,SCRIPTのが,非常に文字盤・針が読みやすい。ただし,SCRIPTの蓋付きは,蓋の開閉スイッチがゆるく,ポケットの中で勝手に開いてしまうことが多いのには困った。下記はアラビア式数字のものの比較写真。3列のうち一番下の2つがSCRIPT(株式会社サン・フレイム)。20080702_4_2近所のホームセンターで2千円前後。「古の時計」とほぼ同じ値段だ。

そして,下のが,「古の時計」蛇の目(=ハーフ・ハンター =ナポレオン)の3号・46号との比較。秒針と分針の区別がぱっと見わかりにくいのが残念。よく見ると秒針は反対側にも少し飛び出ているのでそれで区別がつくのではあるが。  20080702_5

【これまでに買った時計の本】

(1) 「エレキ・ウォッチ大図鑑」
   http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4846521036/midorigamefer-22

 機械式時計のテンプを電池で単に動かすだけのものから,音叉時計,そしてクォーツ式の誕生と発展(LED式,液晶式)を描く貴重な本。エレキだって,初期の頃はこんなに面白い個性的な時計が出ていたのだと,再認識させられる。

(2) 「大人の科学マガジン」Vol.08 (棒テンプ式機械時計)(Gakken Mook)
   http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4056039186/midorigamefer-22

 14世紀初期に製造された機械式時計の原理を元に設計されたプラスチックの組み立て式時計がすばらしい。ゼンマイの代わりに重したとえば水を入れたペットボトルとかを使う。とはいえ,途中でよく止まるし,時針しかなく誤差も大きい。雑誌記事の写真入りの時計の歴史や仕組みの図もなかなか良い。

(3) 「機械式時計 解体新書―歴史をひもとき機構を識る」
   http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4278053029/midorigamefer-22

 歴史に出てくる古い時計の原理は端折り過ぎてわかりにくいが,近年の機械式時計のしくみについてはかなり詳しい。図入り・綺麗な写真付き。

(4) 「図説 時計の歴史 (ふくろうの本) 」
   http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4309760732/midorigamefer-22

 歴史を知るならこれ。これも写真多い。ブレゲのマリー・アントワネワネットの大きなカラー写真は素晴らしい。

(5) 「ポケット・ウォッチ物語」(グリーンアロー・グラフィティ)
   http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4766332334/midorigamefer-22

 これよこれ,腕時計が肌にあわなくなって止めた私にとって,これが必要な本。といっても,収集家が自分で集めたアンティーク・ウォッチのカラー写真集といった趣き。仕組みの変遷・歴史なんかもよい。上記の本とはまた違った味がある。文字盤の見やすいものが殆どで,選択眼があるなぁ,と感心。スケルトンで非常に見やすいデザインのやつなんか,欲しいなぁ。(アンティークだから無理だろうなぁ。) おっと,特殊なカレンダーのやつなんか,シチズンのとそっくり。というかシチズンが過去のモデルを参考にしたのかも。
   http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00137LI96/midorigamefer-22
   シチズンCBM 懐中時計 FREE WAY
   フリーウェイ ポケットウオッチコレクション AA92-4201L

(6) 「時と時計の雑学事典」 (ワールド・ムック 708)
   http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4846527085/midorigamefer-22

 名前のとおりです。網羅的です。結構写真(モノクロ)も載ってます。昔の時計の広告とか味があります。

(7) 「腕時計一生もの」 (光文社新書)
   http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4846527085/midorigamefer-22

 デザインで考える/ムーブメントで考える/機能で考える/性能で考える/歴史で考える/素材で考える/象徴とイメージで考える/作家とブランドで考える/腕時計の価格と相場/本書に登場する時計の問い合わせ先
といった目次。購入の動機を理論的に詰きつめるのに役立つ本。

(8) 「甦る古の時計」(郷愁の懐中時計コレクション)
   http://www.oldtokei.jp/

 アマゾンでは売ってません。上記のサイトのつくりのおざなりなこと。バックナンバーの一覧どころか発売中や次号予告すら載ってません。私はバックナンバー1~8号を雑誌のオンライン書店 http://www.fujisan.co.jp/ から入っていって購入しました。こちらには表紙画像が縮小画像で見にくいものの,中には目次レベルまでちゃんと書いてある号もあり,探しやすいです。本当は,毎号ついてくる本の一部でなく全部が欲しいのですが(ハリー・フェーマイヤー 「時計の起源と発達 1320-1880」),日本語版は出てなくて,英語版も買うと5万円ぐらいするのでちょっと手が出ません。もっとも「古の時計」を全60巻買うと約12万円だから,付録付きとして値段は確かに合ってます。

2008-07-02 懶道人(monogusadoujin)

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