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2011年8月21日 (日)

番外編:プリペイド携帯電話の小さい画面で聖書を読む

【はじめに】20110821__5
 最近は,スマートフォンのようなサイズの大きな携帯電話で,大きな画面でオンライン書籍などを読むのが流行だ。が,それは出来て当たり前。携帯電話でWEBアクセスできるなら,オンライン聖書も今は沢山有る。

WWWの出来ないプリペイド携帯電話の240×320の解像度の画面で,聖書をいかに読めるようにするか。試してみてとりあえず良好だったので,その結果報告である。

【経緯】
・携帯電話の毎月の費用をいかに安く済ませるか(WEB不要でE-Mailのも使えればよい)として,以前(2006年9月),
   http://midorigame-ferret.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/post_e6f7.html
   携帯電話を安く済ませる方法(プリペイド携帯の利点・欠点)
とか書いたが,一昨年2009年12月に,従来の2G廃止(2010年3月末)に伴い,3Gへ移行した。

・新しいプリペイド携帯電話(ソフトバンク 821SC)は,月300円でメール受信・送信し放題。従来はパケット料金を抑えるため,無料で受信できるヘッダ部分だけを受信する設定にして,ヘッダを判断して追加受信(有料)するやり方をしていたが,そんな面倒なことはする必要がなくなったのは,大変な進歩である。メールそのものも,添付ファイルのWordやPDFをそのまま表示できるし,メディアプレーヤとして内蔵あるいはマイクロSDメモリカードのMP3音楽を再生できる。PCとの接続ケーブルや転送用ソフトが標準で付属しているのも大変良い。(ただし,このソフト「Samsung PC Studio 3」のインストールは以前大変手こずった。WEBカメラもそうだが,ソフトをインストールしてから挿さないと認識がうまくいかなくなり,結局OS(Windows XP SP3)を再インストールするハメになった。)

・はたと思いついたのが,携帯電話内蔵の「データフォルダ」を見る機能で,直にWord(拡張子DOC)やPDFファイルを指定すれば,開けるのでは(読めるのでは)ないか,ということ。

・なお,東北は宮城県で2G→3Gの手続きをしたのだが,東海地方で購入した「Pj」のサービス利点がまったく無くなってしまった。以前は90日3000円で,プリペイド追加の際に額面3000円カードで200円の追加サービスがあるとか,一定期間内連続追加でボーナス300円があるとか,いろいろ良いことがあったのだが,一切無くなってしまった上,60日3000円と値上げになってしまった。もっとも,単位時間あたりの通話料は安くはなったのだが。料金の問題は,「スーパーテレフォン」の後継サービスの「Fusion モバイルチョイス」で,別料金体系クレジットカード払い可能なので,長時間通話も普通の携帯電話に比べてとくに不利ではない(31.5円/分。相手がIP電話なら26.25円/分)。なお,「ホワイトプライン」は,2009年12月当時調べで,980円/月の基本料金(プリペイドと違ってこれには通話料含まれない)+通話料30秒21円の体系なので,通話料金がプリペイドよりお得になるのは月5分以下あるいは19分以上,といった微妙な数字になる。長時間電話は「Fusion モバイルチョイス」の方がホワイトプランより安価なので,違いはぐっと少なくなる。さらに,ホワイトプラインはメールやWEB使用のために315円/月が余計かかる上,0.21円/パケットの料金がさらにかかるため,メールを使えば使うほどホワイトプラインはプリペイドよりずっと損になる。なお,この辺の数字は当時2009-12-31時点で調べて計算したものなので,今は違っているかもしれないので,ご注意を。

【中間結果】
・確かに「データフォルダ」を見る機能で,DOCやPDF,HTMは問題なく閲覧できた。とはいうものの,サイズ 15.6MB のPDF版聖書(新世界訳聖書:New World Translation of the Holy Scriptures。所在URL: http://www.jw.org/index.html?option=QrYQCsVrGlVlYR 。2011-08-21時点では英語版のみ)は,「ファイルが大きすぎます」が表示され,駄目。同聖書のEPUBファイル 2.4 MB(イーパブ,電子書籍の規格の一つ)も「未対応のファイル形式です」が表示され,駄目だった。RTFも「未対応のファイル形式です」。

・日本の聖書( http://bible.salterrae.net/ )に掲載の,著作権の切れた聖書である「口語訳聖書」,「文語訳聖書」については,アマゾン・キンドル(Kindle)向けの「小さな画面」向PDFけ試作版(口語訳 新約 3.3MB,旧約 8.6MB,文語訳大正改訳 新約 3.2MB)であれば,問題なく表示された。ただし,縦書きのため,携帯電話側で拡大縮小しての閲覧(ページスクロール)操作が甚だやりにくかった。これは,Kindleの方がプリペイド携帯電話821SC(2.4インチ 240×320)よりずっと画面大きいため(6インチ 800×600 又は 9.7インチ 1200×824),仕方ない点だろう。

【改良】
・新世界訳聖書(英語版)を,フリーのPDF分割ツールを入手して切り分けることを考えたが,所詮レイアウトが紙の書籍版そのもので1ページ内縦2列の本文構成(中央に相互参照を示す列があるから実質3段組構成)のため,文字が小さく,拡大表示して読むとしても,左の列から読み始めて右側の列に移る操作(ページスクロール)が極めて面倒だし,一覧性も悪いので,この案はあきらめた。

・WEBのオンライン聖書(新世界訳聖書:日本語版 http://www.watchtower.org/j/bible/ ,英語版 http://www.watchtower.org/e/bible/ )は,章・節ごとに細分化されているため,これをそのまま(HTMLのまま)保存したり加工(PDF化・Word化)するのは,数が大変多いので大変。

・以前,米アマゾンやオークションで入手した「Watchtower Library」が2006年日本語版,2007年英語版 とを持っている。これをMS-Word互換の「Kingsoft Office 2010 Writer」でWord変換することを考えた。文書単位なら66回行えばよい。あとの問題は,携帯電話821SC(2.4インチ 240×320)で見やすい(読みやすい)画面構成(画面レイアウト)への落としどころということになる。WordやPDFの場合は画面レイアウトをブラウザ側で変更できないので,レイアウト設計は重要である。

・Kingsoft Writerでの取り込み後にHTML形式に変換保存も試してみたのだが,Word 343KBに比べて1,207KBとサイズ4倍近く大きく,しかも実際に表示してみると,読み込みに時間がかかる上,終わりまで表示できなかったり,フォントサイズを変えると「予期しないエラーです」が発生して落ちたりした。なもので,HTML化はあきらめた。旧版IEのFrontpage Expressで試したりしたが,「Watchtower Library」からの直接コピー&ペーストでメモリ不足発生したりとか(XP SP3でメインメモリ2GB拡張しているのに!),散々だった。かといって,テキスト(文字)だけでは,章・節の振りとかが混じって,非常に見づらくなる。

・Kingsoft Writerの機能の「PDFファイルとして出力」機能で,Word→PDF化すると,行末の句読点がちゃんと追い出し処理され,確かに821SC側でそのまま表示されるが,容量が2倍近く大きくなる(マタイ Word 343KB→PDF 686KB)。821SC側では少し太めの文字で表示される。

・Word文書を821SC側で開くと,句読点の行末追い出し処理をしてくれず,行の先頭に句読点がきてしまう。解決法はない。ファイルサイズがコンパクトなので妥協するしかなかろう。

・Word文書のヘッダ,フッタの扱いが,Kingsoft Writer上と821SCとで違うらしく,821SCで左上に表示される「現在のページ数/全体ページ数」と右下の「メニュー」の文字の位置を避けるように,余白設定したはずが,うまくいかず重なってしまうことがあった。これはKingsoft Writer側で,ヘッダ・フッタの「用紙端からの距離」を零にすることで解決できた。

【画面レイアウトの落としどころ】(821SC側の全画面表示で,横書き聖書を見やすく表示するための設定)

(1) [ファイル]-[ページ設定]で下記を設定する。

・用紙
  用紙のサイズ:ユーザー設定
  幅:105mm  高さ 140mm   ※ A6(105×148)に近い値で,240×320の比。

・余白
  上:18mm  下:12mm   ※ 左上の「現在のページ数/全体ページ数」と
  左: 3mm  右: 3mm     右下の「メニュー」の文字を避ける。

・ドキュメントグリッド
  行:ページあたりの行数:14
  フォントの設定:日本語用のフォント サイズ:10.5→16
          複雑言語 フォント サイズ:10 →16

・以上を「既定」ボタンを押して保存する。(66文書繰り返す必要あるため。
 今回は日・英で132回実施した。)

(2) コピー&ペーストすると,フォントサイズが元の文書の状態になってしまうので,全てを選択([Ctrl]+[A])し,フォントサイズを16pt に変更する。さらに,この全ての選択状態にて[書式]-[段落]で「行間」を「固定値」とし,18pt に変更する。完了したらWord形式で保存する。(あるいは好みで[ファイル]-[PDFファイルとして出力]してもよい。ただし,上記のようにサイズ増える。)

【結果】Wordファイルのサイズ合計

・新世界訳聖書(日本語版) 12.9 MB
・新世界訳聖書(英語版)  18.4 MB

「Watchtower Library」の注釈(解説)込みで1~2割は増えてそうなので,世界的な組織を持つエホバの証人/ダウンロード/新世界訳聖書/英語 版の 15.6 MB と比較してまぁ妥当な容量ではなかろうか。   

【その他のご注意】
・利用は個人使用に限られているので,加工したWord/PDFファイルの第三者への配布は出来ません。悪しからず。

【その他参考資料】
http://www.asahi-net.or.jp/~sb6m-uek/mobile/bible_2.htm
PDAで読書 ポケットにbibleを(2)
日本語聖書のデジタルソース

  ※ これからのリンクで
    http://www.biblegateway.com/
   の「Available Versions」に
   様々の聖書PDFやTEXT形式(各国語版。日本語版もあり)
   が載っていて,日本語版(Japanese Living Bible)の
   PDFも有ります。
   ほか上記では「電網聖書」(完全フリー)や市販のものも
   紹介されています。

http://ja.wikipedia.org/wiki/SoftBank_821SC
SoftBank 821SC (wikipedia)

http://www.fusioncom.co.jp/houjin/keitai_use/
携帯電話使い分けサービス 法人向け
フュージョン・モバイルチョイス
  ※ 個人で申し込んでも使えます。

http://japanese.engadget.com/2010/01/31/ipad-vs-kindle/
アップル iPad vs アマゾン Kindle 比較リスト
by Ittousai Jan 31st 2010 @ 6:18PM

http://allabout.co.jp/gm/gc/5106/2/
フリーソフト・シェアウェアの選び方
PDFの作成・分割・結合ができるフリーソフト
PDF分割ソフト「PDF Knife」を使う
更新日:2010年02月19日

その他,Googleで「iPhone 聖書」や「iPad 聖書」を探すと下記が見つかりますが,一般携帯電話にも応用できるかどうかは調べていません。

http://park10.wakwak.com/~ebible/bsrch/iphone.html
iPhoneで聖書を読もう

【補足】
今日の集会でうっかり紙の聖書を持っていくのを忘れたため,さっそくこれが役立った。文字列検索は出来ないものの,ページ切替速いし,ページジャンプも出来るし部分拡大も出来るので,なんとか話に追いついて閲覧できた。喜ぶべきか悲しむべきか・・・。

2011-08-21 懶道人(monogusadoujin)

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