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2015年2月 1日 (日)

Kindle for PC 日本語版ついに登場/BlueStacks App Playerの解像度変更(レジストリ)でのKindle/巨大Android「HP Slate 21」など

【はじめに】
 うかつにも今頃気づいたのだが,先日2015-01-21に「Kindle for PC」日本語版がついに登場していたらしい。英語版をアンインストールして日本語版をインストールしなおしたが,ざっと気づいた点を記す。

 Kindleを大画面で見る手法としては,Windows上で作動するAndroidエミュレータを使う手法もある。年24ドルのAndroidエミュレータ「BlueStacks App Player」を使っていたが,解像度がいまいち(1280×720)だった。しかし,解像度を変える方法がわかったので試してみた(0.8.9.3088)。また,新バージョン 0.9.8.4406 (2015-01-30版) が出ており,それも試してみた。

 Kindleを大画面で安価に閲覧する別の手法として,大画面のAndroid端末を使う手もある。21インチ フルHD(1920×1080)の「HP Slate 21」29,800円を昨年姪っ子のお絵かき環境の打診で勧め,購入後のセッティングを引き受けたが,私自身は上位機種の「HP Slate 21 Pro」の日本販売を心待ちにしていた。しかし・・・という話も書いておこう。

2015-01-31 懶道人(monogusadoujin)
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【目次】
1.Kindle for PC 日本語版 登場(2015-01-21)
2.BlueStacks App Player の解像度変更手法と,Kindle for PCとの比較
3.巨大Android HP Slate 21/Slate 21 Pro について

【詳細】

1.Kindle for PC 日本語版 登場(2015-01-21)

 実は,Slate 21,BlueStacks App Player の情報を探していて,たまたま知った。日本語版 登場(2015-01-21)はもう10日も前。うかつにも気づかなかった。Amazonからのメールにあったのかもしれないが,見落としていたのかもしれない。

  http://www.amazon.co.jp/gp/feature.html/ref=kcp_pc_ln_ar?docId=3078592246
  Amazon.co.jp Kindle for PC
より,ダウンロードしたセットアップファイル KindleForPC-installer.exe
のプロパティのデジタル署名は「2015-01-17」となっている。

一方,1月10日に
   https://www.amazon.com/gp/digital/fiona/kcp-landing-page?ie=UTF8&ref_=klp_mn
   Amazon_com Kindle Reading Apps
からダウンロードした英語版の KindleForPC-installer.exe のデジタル署名は 2014-02-26 になっているから,1年近く新しい。あらためて上記amazon.comの方からダウンロードしてみたところ,amazon.co.jpのものと全く同一(fc /b コマンドで確認)。

 使ってみると,確かに,和書を読める。
2014-9-19サービス開始の「Kindle Cloud Reader」は,洋書(※)や雑誌,コミック,絵本を読めるが,和書は読めなかった。雑誌でもダメなものがあった。しかし,今度の「Kindle for PC」は和書(文庫)も大丈夫だ。

  ※ 「Collins COBUILD English/Japanese Advanced Dictionary of American English」は英文・日本文混じっているが,洋書扱いでOKだった。

 また,文中の単語のダブルクリックあるいは範囲指定で閲覧できるポップアップ辞書も,以前は英和辞典がなかった(英英辞典とかだけだった)が,プログレッシブ英和辞典・和英辞典(Progressive Japanese-English Dictionary),デジタル大辞泉が利用でき,初回ダウンロード後は,簡単に切り替えられる。この点,Android版Kindleと同じだ。残念ながら,Kindle Paperwhiteと異なり,購入した辞典(例:Collins COBUILD English/Japanese Advanced Dictionary of American English)は辞書指定ができない。iOS版だとできるらしいので,PC/Androidでの改善を望みたいところではある。

 なお,後述するが,当方PC(Windows7)の1600×900の解像度で,BlueStacks App Player の解像度を 標準1280×720→1600×900に変更したものと比較してみたところ,文字の鮮明さの上で,Kindle for PC の方が上だった。おそらくはこれまた後述のフルHD 1280×1080の巨大Android端末 HP Slate 21 よりは劣るであろうが(単純計算で1.4倍の密度差),以前の1280×720のフル画面表示(引き伸ばして表示)よりは十分きれいに読め,満足している。

2.BlueStacks App Player の解像度変更手法と,Kindle for PCとの比較

 当方PC(Windows7)の1600×900の解像度では(もしかすると,環境によって異なるのかもしれないが),BlueStacks App Player の解像度は 1280×720 で,アプリ上からは設定を変えられないように見えた(0.8.9.3088)。フル画面表示に切り替え表示しても,この解像度が引き伸ばされるだけで,文字がにじむ・ぼけるのは防ぎようがない。しかし,
   http://site.oukasei.com/?p=1164
   [アプリ] おすすめAndroidエミュレーター『BlueStacks』の使い方:まとめ
   2014年12月21日 by takasho
に,設定変更の秘訣が掲載されていた。

 BlueStacks App Player の解像度は,レジストリエディタ REGEDIT で
   HKLM\SOFTWARE\BlueStacks\Guests\Android\FrameBuffer\0
に有るというのである。確認したところ,下記とわかった。

【0.8.9.3088】
"Width"=dword:00000500     ※ 1280
"Height"=dword:000002d0    ※  720

【0.9.8.4406】
"WindowWidth"=dword:00000480  ※ 1152
"WindowHeight"=dword:000002d0 ※  720
"GuestWidth"=dword:00000480   ※ 1152
"GuestHeight"=dword:000002d0  ※  720

これを,縦横比が変わらず,ディスプレイの最大サイズに合わせた値にする。

【0.8.9.3088】
"Width"=dword:00000640     ※ 1600
"Height"=dword:00000384    ※  900

【0.9.8.4406】
"WindowWidth"=dword:000005a0  ※ 1440
"WindowHeight"=dword:00000384 ※  900
"GuestWidth"=dword:000005a0   ※ 1440
"GuestHeight"=dword:00000384  ※  900

しかし,単に値を変えただけでは,BlueStacks App Playerを起動すると表示が変(アイコンの位置ずれ)になってしまう(縦横比率を合わせていても)。
Windowsを再起動すれば正しく表示されるが面倒。おそらくはどれかサービスを停止・再起動すればよいはず。

BlueStacks App Player のサービスは,
   HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\services
以下に
   BstHdAndroidSvc ~ DisplayName:BlueStacks Android Service
   BstHdDrv
   BstHdLogRotatorSvc
   BstHdUpdaterSvc
の4種を見つけた。最初のがどうも怪しそうだ。

また,Amazon Kindle Androidアプリを起動するショートカットは
事前に用意されており,上記とそれを合わせて,次のようなバッチを
作成したところ,うまく行った。安全のため,pauseで各所で止めて
コマンド実行結果を見るようにしている。

【0.9.8.4406】用
【BlueStacksの画面解像度を変えてKindleを起動。後で元に戻す.cmd】
net stop BstHdAndroidSvc /y
REG ADD HKLM\SOFTWARE\BlueStacks\Guests\Android\FrameBuffer\0 /v WindowWidth  /t REG_DWORD /d 1440 /f
REG ADD HKLM\SOFTWARE\BlueStacks\Guests\Android\FrameBuffer\0 /v WindowHeight /t REG_DWORD /d  900 /f
REG ADD HKLM\SOFTWARE\BlueStacks\Guests\Android\FrameBuffer\0 /v GuestWidth   /t REG_DWORD /d 1440 /f
REG ADD HKLM\SOFTWARE\BlueStacks\Guests\Android\FrameBuffer\0 /v GuestHeight  /t REG_DWORD /d  900 /f
pause
"C:\Program Files\BlueStacks\HD-RunApp.exe" -p com.amazon.kindle -a com.amazon.kindle.UpgradePage
pause
net stop BstHdAndroidSvc /y
REG ADD HKLM\SOFTWARE\BlueStacks\Guests\Android\FrameBuffer\0 /v WindowWidth  /t REG_DWORD /d 1152 /f
REG ADD HKLM\SOFTWARE\BlueStacks\Guests\Android\FrameBuffer\0 /v WindowHeight /t REG_DWORD /d  720 /f
REG ADD HKLM\SOFTWARE\BlueStacks\Guests\Android\FrameBuffer\0 /v GuestWidth   /t REG_DWORD /d 1152 /f
REG ADD HKLM\SOFTWARE\BlueStacks\Guests\Android\FrameBuffer\0 /v GuestHeight  /t REG_DWORD /d  720 /f
pause

さて,これを,Kindle for PC と比較してみる。
全画面表示で,ある書籍の表示を5倍拡大したのが,下記JPEGファイル。

20150131画面例_KindleForPC.jpg
20150131_kindleforpc


20150131画面例_BlueStacks.jpg
20150131_bluestacks_2


微妙なところだが,Kindle for PC の方が綺麗なことが判る。

よって,Kindle本閲覧に関していえば,BlueStacks App Player の出番はほとんど無いだろう。

ただし,一つだけ。Kindle for PC では「Amazon.com Send to Kindle for PC」を使ってクラウドに保存した自炊本などは読めず,あくまで購入した本しか読めない。
   https://www.amazon.com/gp/sendtokindle/pc
   Amazon_com Send to Kindle for PC

また,Kindle以外でも,天下一読などと連携して使うAndroidのポップアップ辞書アプリも便利かもしれない。そういった用途であれば,BlueStacksも電子書籍ビューアとしてまだ存在価値があるかも。

3.巨大Android HP Slate 21/Slate 21 Pro について

 Kindleを大画面で安価に閲覧する別の手法として,大画面のAndroid端末を使う手もある。21インチ フルHD(1920×1080)の「HP Slate 21」29,800円を昨年5月,姪っ子のお絵かき環境の打診で勧め,購入後のセッティングを引き受けた。Kindleでの表示も文句なくすばらしい。が,私自身は上位機種の「HP Slate 21 Pro」の日本販売を心待ちにしていた。HDMI入力端子があってPC(Windows)のディスプレイとしても使え,しかもメモリ容量が2倍。Android OSのバージョンも若干高い。

   http://h10032.www1.hp.com/ctg/Manual/c03895893
   HP Slate 21 All-in-One ユーザー ガイド
   
   http://h10032.www1.hp.com/ctg/Manual/c04163438
   HP Slate 21 Pro All-in-One ユーザー ガイド

しかし・・・残念ながら,日本で発売されることはなさそうだ。気づいたら当の「Slate 21」まで昨年2014-10-29で販売終了していた。
   http://www8.hp.com/jp/ja/products/desktops/product-detail.html?oid=5381347
で「オンラインで購入」とすると,「2014年10月29日(水)をもちまして、本モデルは終了いたしました。」と数秒表示され,画面がトップページに切り替わってしまう。他の家電品のオンラインショップも軒並み売れ切れだ。Amazonだと中古品が定価と同じかそれ以上の額で出ているが,とても買う気にはなれない。

というのは,個人輸入できる信頼できそうなところを見つけたからだ。
   http://import.buy.com/ja/product/262018583/
   【楽天の個人輸入】
   HP Slate 21 Pro All-in-One Computer
    - NVIDIA Tegra 4 T40S 1.66 GHz - Desktop - Black
   オールインワン・コンピュータに賛成のHPスレート21
   -NVIDIA Tegra 4 T40S 1.66GHz-デスクトップ-ブラック
   楽天アメリカ・ダイレクト 

価格:40,141円 で送料6,608円 で,計46,749円。ただのSlate 21が 42,000円で中古(新品同様)で売ってるのからすると,コストパフォーマンスはずっと良い。100Vにも対応しているし,ユーザーガイドで見ると,無線の法規格も問題なさそうだ。だが,キーボードは日本語仕様ではないし,そもそも本体が英語仕様で日本語環境に簡単に切り替えられるか情報が無い。個人輸入では,故障時の対応も大変そうだ。なので二の足を踏んでいたが,そうこうしているうちに,Kindle for PC日本語版に気づいたという訳だ。これでまぁ解決だろう。

2015-01-31 懶道人(monogusadoujin)

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