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2018年3月11日 (日)

aGrepとGoogleDrive(Android:全文検索),KWIC Finder(Windows)

aGrepとGoogleDrive(Android:全文検索),KWIC Finder(Windows)

【要約】
 Google Driveは検索機能が強力だが,スマートフォン(Android)からの検索結果は見やすいとはいえない(ファイル名しかわからない)。便利である一方,ネットワークが使えないところでは使えない欠点がある。ローカル検索可能なアプリaGrep(Android),KWIC Finder(Windows)は検索機能が強力で,目的の検索キーワードが含まれる文も表示され,使いやすい。ただし,aGrepの場合,対象はテキストファイルの制約があり,KWIC Finderも試用期間がすぎればOfficeファイルは検索不能となる(ので,Officeファイルを検索対象に含めたければ,ライセンスキー購入が必要となる)。KWIC Finderは,インデックス(Windwos Desktop Search)も使えるので,高速検索ができる。aGrep単体で検索はできるが,修正があった場合など,同じ作者によるテキストエディタ Jota+ (Text Editor) と組み合わせると使いやすい。「Jota+ Google Drive ConnectorV2」も出ている。

2018-03-11 懶道人(monogusadoujin)

【詳細】
 クラウドは便利だ。とくにAndroidスマートフォンのような小さい機器からの利用の際は。Google Driveなら,保存したファイルの全文検索(ファイルの中身に含まれる文字列で検索)ができる。意識して使ってみたことはないが,OCR機能で取得した画像ファイル内のテキストも全文検索の対象になるらしい。2013年当時15GB(無料)で使い始め,後100GBを月約2ドルで2015年2月から契約して使っていて,まだ半分くらい。結果表示が,WEBのGoogle検索( https://www.google.co.jp/ )とは違ってファイル名の一覧しか出ないところが残念なところではある。結局のところ,中身を開いてみないとわからない。
 OneDriveは以前はファイル名でしか検索できなかったが,今はOfficeファイルなら全文検索ができるらしい(2015年くらいから?)。2013年当時DropboxはPDFの全文検索にようやく対応するところだったように記憶している。
 しかし,クラウドの何よりの欠点は,ネットワークにつながっていないと駄目な点。情報漏洩も怖い。クラウドはバックアップ目的を主として,ローカルで検索できた方がよいと考え,aGrep(Android),KWIC Finder(Windows)を現在使っている。aGrep+Jota Text Editor(Jota+★PRO-KEY)は2013-9-7に購入,KWIC Finderはだいぶ以前からテキストファイル検索で使っていたが,Officeファイルも検索できた方がよいと2016-6-4にVectorからライセンス購入した。

 2013年4月に仕事が変わり,今までほとんどデスクワークだったのが,ピッキングで一日中台車を押して部品を運ぶ仕事に変わった。1日3万5千歩ぐらい歩く仕事。結局10キロ近くやせたなぁ。不定期に入ってくる部品も多く,置き場が決まってないものだから行方不明が発生し,尋ねられて調べるために数時間仕事を中断せざるをえないようなことがたびたび起きた。これではかなわないと,作業メモを手帳に記して,自宅でテキスト化し,仕事の移動中でも胸ポケットに入れたスマホで検索できる仕組みを作ることにした。これにより行方不明事件が早く解決するようになった。効果抜群!

 スマホを入手したのは,2013年8月31日。名古屋名城大学で開催の第15回日本カメ会議の際,空き時間があったので,キャンパスからふらっと外に出歩いたところ,たまたま大学のすぐ近くにWILLCOM(今のY!mobile =ワイモバイル)の店舗があり,店員さんと話し込んでしまい,上記の件のこともあり,スマートフォン(京セラDIGNO DUAL2 WX10K)を購入してしまった次第。店員さんはたった一人だけで,途中トラブル相談の割り込みが入ったこともあって,手続き時間が予想以上にかかり,懇親会場に遅れてしまったのは痛恨の極み。しかしまぁ,ここで入手したスマートフォンは,上記のように予想以上に役立った。痛い思いはしたが(この機種はあまり出来がよくなかったし,料金もね。PHSとの2台持ちと無料通話,使いこなせなかったなぁ),いろいろ勉強になった。

 オフラインで使えるよう,PC上でメモをテキストエディタ(秀丸エディタ)で作成し,USB経由でスマートフォンに転送。そして,スマートフォン上で,aGrepを使ってローカル検索する。いざというときのバックアップのためにGoogle Driveにも保存し,万一の情報漏れのために,パスワード付きZIP化して保存していた。

 aGrep,KWIC Finderの正規検索機能(正規表現,regular expression)は便利だが,難しくもある。ほとんどは「大文字小文字の違いを無視」する程度で十分だ。

 KWIC Finderについては,「インデックス」による検索を指定でき,「MS Index Service」,「Windows Desktop Search」(MDS),「namazu」,「Google Desktop Search」,「Hyper Estraier」から選択できる。「Windows Desktop Search」はWindows XP以降標準搭載されており,コントロールパネルの「インデックスのオプション」で,どのフォルダ以下を検索対象とするかを指定できる。インデックス作成はアイドル時間を利用して(バックグラウンドで)行われるため,ファイル作成から反映されるまでタイムラグが発生する。
 KWIC FinderとMDSを組み合わせて使った場合,下記の制約があるとのこと(ヘルプより)。
  「検索語はそのまま全文検索エンジンに渡されるため、KWIC Finder の同義語は適用されません。
   正規表現が使用できません。
   AND、OR、AND NOT演算子が使用できます。
   NEARは使用できますが、近傍の判定基準が違うため、必ずしも同じ結果になりません。
   フレーズ検索を使用する場合は、検索語の前後を " で囲んでください。例: "Windows Desktop" 」

また,KWIC Finderでは「全文検索システムで高速に検索対象のファイルを絞り込み、(逐次検索型の)GREPで一致箇所を全て列挙する」ハイブリッド検索を実行するため,エクスプローラで検索した際にはファイル名一覧しか出なかったものが,内容を含めて表示されることになる(これは便利)。

以前,Google Desktop Searchに期待したことはあったが,ファイルの先頭部分しかチェックしないことがわかって(つまり,ファイルの後半が無視された),がっかりしたものだ。検索結果の表示はWEB検索そのままで良かったが,そのうちサポートされなくなってしまったのが,残念。PCに存在するファイルはなんでも検索対象としてしまうため,それが情報漏洩につながる(他人がPC検索する)との批判もあったように思う。PCロックしていればよいだけの問題とも思えたものだがね。

 昔,文書型データベースに興味があり,テグレットの「知子の情報」(1992年頃MS-DOS版,1995年Windows版)や「パワーサーチ」(1992年頃)を購入したものだ。1つのファイルに何でも詰め込む「知子の情報」タイプ(Access等の一般のデータベースファイルもそう)はファイルが破損した際に全滅の憂き目に遭い,考え直す契機になったものだ。

 aGrepはインデックスを使わないので,ファイルが多くなると検索に時間がかかるようになるが,フォルダ毎によく整理してあれば,検索範囲を絞ることで時間短縮を図れる。なにより検索したキーワードが色が変わって表示されるので見やすい。ふつうのGREPでは,テキストエディタ用にファイル名のフルパス+検索用語を含む文字列を右側に表示するため(タグジャンプ用),縦型で使うことの多いスマートフォンではそのままでは使いにくいものだが,aGrepではフルパス表示はなく,すっきりした画面で見やすい。

 KWIC Finderはフルパス表示あるが,横長のPC画面では気にはならない。「KWIC」とは「KeyWord In Context」の略で,あまりなじみがない用語ではあるものの,広辞苑(第5版,第6版)にも「クイック」として載っている。「索引の作成法の一つ。索引に抽出するキーワードに,本文中の前後の文脈を付けて表示するもの」。そのまんまだな。Weblio「コンピューター用語辞典」だとさらに「リストの同一行上で,ほぼ中央に見出し語が,その左右に表題の残りの部分が現れる」とさらにわかりやすい。

【参考資料】
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.sblo.pandora.aGrep
aGrep
Aquamarine Networks.
ツール
アップデート:2014年11月15日
サイズ:端末により異なります
インストール:10,000~50,000
現在のバージョン:端末により異なります  ※ バージョン2014.03(Android5.0.2)
Android 要件:端末により異なります
「aGrepは"grep"ライクなテキスト検索ツールです。
 SDカード内のテキストファイルから文字列を検索します。(正規表現対応)」

https://www.amazon.co.jp/dp/B0186G9WQM/
aGrep
Aquamarine Networks.
オリジナル盤発売日: 2015/11/19
開発者による最終更新日: 2015/11/19

http://android-smart.com/2011/06/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%89%E6%B4%BE%E3%81%AF%E3%80%8Cagrep%E3%80%8D%E3%81%A7sd%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%92%E5%85%A8%E6%96%87%E6%A4%9C%E7%B4%A2.html
アンチクラウド派は「aGrep」でSDカード内を全文検索
あんどろいどスマート
2011年06月22日12時42分 公開

http://ebstudio.info/home/KWIC.html
KWIC Finder - ファイルGREP検索・テキストビューア
「動作環境:Windows95/98/ME/NT4.0/2000/XP/Vista/7(32bit,64bit) /8(32bit,64bit)/10(32bit,64bit)
 フリーライセンス:テキストの検索のみ行えます。インストール後30日の試用期間の後、ライセンスキーの登録がないと、自動的にフリーライセンスになります。
 プロフェッショナルライセンス(シェアウェア):テキストに加え、WORD/EXCEL等の各種ワープロ・表計算文書のバイナリフォーマットが検索できます。 Vectorシェアレジからシェアウェア送金を行ってライセンスキーの取得をお願いします。」

  https://forest.watch.impress.co.jp/article/2003/07/28/kwicfinder.html
  TXT/PDFファイル、Office文書、電子メールなどを全文検索「KWIC Finder」
  検索対象のファイルを読み込まないインデックス検索も可能
  (03/07/28)

  https://www.vector.co.jp/magazine/softnews/050611/n0506113.html
  ベクターソフトニュース - 2005.06.11(新着ソフトレビュー)
  KWIC Finder:Office文書やPDFファイルの検索にも対応した高機能検索ソフト
  ■Windows XP/Me/2000/98/95/NT  ■シェアウェア

https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.sblo.pandora.jota.plus
Jota+ (Text Editor)
Aquamarine Networks.
アップデート:2017年12月17日
サイズ:端末により異なります
インストール:500,000~1,000,000
現在のバージョン:端末により異なります
Android 要件:端末により異なります
アプリ内アイテム:¥320~¥650/アイテム
「Jota+(イオタ・プラス) は、 Android用の本格的なテキストエディタです。
「無料でインストールされるものは試用版ですが、実用的にご利用になれます。
 Google Playで PRO-KEY アプリを購入頂くと、拡張機能の機能制限が解除されます。

https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.sblo.pandora.jota.plus.prokey
Jota+★PRO-KEY
Aquamarine Networks.

https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.sblo.pandora.jota.plus.googledrivev2
Jota+ Google Drive ConnectorV2
Aquamarine Networks.

※ ほかに,OneDrive,Dropbox,FTP/SFTPサーバと接続するタイプや音声入力,縦書き等いろいろ有り。
  PDIC辞書ビューアの「aDice」も同じ作者なんだなぁ。

https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/config/1037369.html
山田祥平のRe:config.sys
軽さは恥だが役に立つ
2016年12月30日

※ Jota+の使いこなしの実例。クラウドアプリとの連携の話もあって興味深い。(似たようなこと誰でもやってるなぁ。)

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