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2018年4月10日 (火)

南極観測船ふじを見てきた(開館30周年)

 先月2018/3/10,3/11,第19回日本カメ会議(名古屋港ポートビル4階講堂で開催)の参加時。4施設共通券を3/10に購入し,カメ会議の始まる前の1時間で,名古屋海洋博物館,名古屋港ポートビル展望台,そして名古屋港水族館の「特別展 カメ、知ってる?~意外に知らない日本のカメ事情~」( http://www.nagoyaaqua.jp/sp/contents.php?contents=2017101910185794 ),とあわただしく見学してきた。

4施設共通券は見学のたびにハンコが押されていく形で,当日だけの利用と思い込んでいたがもしやと思って尋ねたら,まだ見学していなかった 南極観測船ふじを,券購入翌日ではあっても見ることができるとのこと。3/11カメ会議終了後,再度料金を支払って名古屋港水族館をもう一度見てみるか迷ったが,まだ見たことのない南極観測船ふじを見学することにした。

 入ってすぐ,順回路を示した案内板があった。よくも見ないで(でも写真は撮って)進んだのだが,このとき,もっとしっかり見ておけば,と後悔。順回路の一番最後に「ふじライブラリー」があり,時間切れで見ることができなかった。大変残念な思い。どんな書籍があったのだろうと気になってしかたがない。看板には9:30~16:30とあり,ちょっと急いだくらいではダメだったろうが。

あらためてWEBで調べてみた。
   http://pier.nagoyaaqua.jp/fuji/2014100914511594.html
   体験型歴史的資料「南極観測船ふじ」
には,「船内マップ」あり。同じものだ。先にこれをよく見ておけばなぁ。

   http://www.robotics-handbook.net/museum/nagoyaaqua-fuji/index.htm
   名古屋海洋博物館
には,
  『「ふじライブラリ」では日本の南極観測のあゆみのパネルの展示があり、
   書籍(閲覧したい場合は事務所職員に依頼)、ビデオ(同)を利用することができます。』
とあり,書籍の収められたラックの写真(384×512)がある。おおざっぱに150冊前後ぐらいだろうか。おそらくは各船室にも業務に関係する(あるいは船員ならプライベート用の)本もあったろうから,ここにあるものよりはずっと多かったのではないかと推測する。写真の解像度が低く,なんという本か判別できないのが残念。いずれにせよ,施錠されていて気軽に閲覧できるようなものではなさそうだ。

 1965年から18年間就役とはかなり長い年月だ。私が生まれて数年後から活躍していたのだなぁ,と昭和世代には感慨ぶかい。冒頭のビデオからじっくり見てしまった。「南極隕石の発見」,「オゾンホールの発見」などの展示・説明は興味深かった。

 入ってすぐ(左手の非常口)のところの金属パネルが面白い。「総員離艦時の安全守則」として「1.あわてるな」,「2.衣類はなるべく装着せよ。」,「3.無理泳ぎをするな」,「4.早く艦より遠ざかれ」,「5.成るべく集団せよ」,「6.水中爆発及び鮫に注意せよ。」とある。言葉に昭和色がある気がする。半世紀前の言葉遣い,といったところか。「鮫に注意せよ」とあるが,どう注意したらよいのか,聞きたい気もする。

 食堂の説明も面白い。「南極に向かう途中,南緯60度付近の暴風圏を必ず通らなければいけないため,船体は激しく揺れます。そのため,机や椅子は床に固定され,机の縁には食器が床に落ちないようにストッパーが付けられています。」 椅子が固定されていては,横からスライドするようにして腰掛けないといけないから,だから最大4席なんだろうな。食器自体も見てみたい気がした。揺れが大きいのでは,液体もこぼれやすいだろうから,底の深い食器を使ったのだろうか。食器自体にもすべりにくくする何かの工夫があったのだろうか。コックさんの人形の飾られた調理場と食器もそういえば展示してあった。あらためて見てみたが,意外と普通の食器に見えた。材質まではわからなかったが。(割れやすい陶器製ではなかったろうなぁ。)

 窓の説明もおもしろかった。なぜ丸いのか。波にさらされたり強い圧力がかかるために,丸い設計とのこと。目からウロコだ。窓からは名古屋港水族館のイルカショーのイベント会場のアーチが見えた。見たかった気もするが,前回見たような記憶もある。

 「食堂のテレビ」・・・シロクロだったのだろうか?カラーだったのだろうか? wikipediaで見てみると,「1960年9月10日 - カラー本放送開始」,「1967年 - PAL・SECAM方式によるカラー放送開始」とかあるから,微妙なところか。「遠洋に出てからは録画したビデオを流していました。NHKの連続ドラマが人気でした」とあるのが面白い。食事時に見るのなら,尺の短いもの。やっぱり朝ドラかなぁ。

 まるで巨大ソロバンといった趣の荷役装置も面白かった。見学の邪魔になるから壁に立てかけて展示されていて,いったいなんだろうと思ったら,説明書きがあった。「倉庫から食堂まで繋が」っていたそうだ。

 同じく壁に沢山飾られていた「ふじ寄港地記念品」も興味深かった。「南極衛星中継放送記念 1979.1 28 2 3 日本放送協会」とか。

 ごつい形の懐中電灯,船室内のタイプライター(まだ,PCやワープロってなかった時代だなぁ),手回し式の計算機らしき装置,謎のボードゲーム(オセロではなさそうだ),海上重力計群(原理とかもっと詳しく・わかりやすい説明がほしかったなぁ。無骨で実用一点張りのデザインは,なんかぐっとくるものがある)。

 旧格納庫が「南極の博物館」になっていて,広々としたスペースに様々な展示がある。偶然による発見の説明とか。見応えあり。

2018-04-10 懶道人(monogusadoujin)

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