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2018年4月24日 (火)

GPS腕時計Piantaに思う

GPS腕時計Piantaに思う

 GPS腕時計「Pianta GPS-22HRW」(心拍計付きランニング用GPS腕時計)」を購入したのは,もう6年も前,2012-03-10。15,960円で,「ジョイフルログ」(ジョイフル本田系?)というオンラインショップから。純正アプリ(GPS Master,Pianta Manager)以外に,独自アプリ「ジョイフルGPS」を無償提供という,変わったショップだった。Windows用。

 当時,単4電池で稼働するGPS腕時計を,Garmin(ガーミン)では出してはいたものの,かさばり,いまいちだった。それに比べると,Piantaは安価でスマートに思えた。この機種は,日常生活用3気圧防水,GPS稼働時間8時間,GPSが切れても通常の時計として1年持つ,無線式の心拍センサー,電子コンパス(私の持っているGarmin eTrex Legendは電子コンパス内蔵でないため,移動を止めると方角がわからなくなる),複数のアラーム,タイマー,デュアルタイム,ストップウォッチ,バックライト,など時計としても十分な機能だった。

 付属のソフトウェア「GPS Master」(1.2.203)は,GoogleマップやGoogle Earthとの連携機能があり,[パス]-[パスマネージャー]で,ウェイポイントを,Googleマップの地図画面を見ながら設定する。これが問題になるとは,当時は思いもよらなかった。

 もうひとつの付属ソフトウェア「Pianta Manager」は,ランニングでよく使う機能に特化したもので,カレンダー画面を主体に,どれだけ走ったかがわかりやすく表示される。そのかわり,ウェイポイント管理機能がない。

 「ジョイフルGPS」は,いろんなメーカーのGPSに対応している代わりに,Piantaへの対応はいまいちで,「GPS Master」でGPX形式でログを出力(エクスポート)したのを取り込んで(インポートして),GoogleマップやGoogle Earthに表示する仕組み。GarminのGPSだと直に取り込めるのだが。

 しかし,その後,売れ行きが悪化したのかサポートが止まってしまった。2016年の当方メモ(20160815_フェレット・カムイ(4代目)の思い出09)には,「2016年現在,PiantaのGoogleMap連携機能に問題が発生しており,新規ポイントの登録ができない。トラッキングの記録・転送や衛星による時刻補正は問題ないだけに残念だ。」と書いている。

 こういったGPS腕時計の後に,いわゆる「スマートウォッチ」製品群がいろいろ出た訳だが,結局のところ,どれだけ長くサポートされるのか,疑問に思っている。モデルチェンジが早く,古いのはサポートされなくなり,Windowsやスマートフォン・タブレットのOSも毎年更新されて,それにアプリが対応する形で,古いものはどんどん切り捨てられていく。一方,古いOSに対応したアプリも,新しいOSで作動しないものがある。(GPS腕時計ではないが,シャープのRSS音声読み上げアプリ「My TalkStation(のぞみ)」は,Android4.2.2では作動したが,Android5.0.2では作動しなかった。「Android要件」は「2.2 以上」となっているのだが。そして,2016年9月30日にはサポート停止。)(ニコンのカメラアプリ「SnapBridge」は,Android要件:5.0 以上。)
   http://pianta.ne.jp/infopm.html
   「Pianta Manager」 ソフトウェア更新終了に関するお知らせ
   2015年10月15日
   株式会社GISupply
には,「ソフトウェア(Pianta Manager)は、今まで通りお使いいただけますが、2016年11月1日以降、 Windows OSの更新やGoogle APIに伴う大きな仕様変更が行われた場合など不具合には対応できませんので予めご了承ください。」と有る。Google APIの仕様変更で,アプリが作動しなくなる例は,Pianta以外でもよく目にする。便利だし開発コストを下げられる利点はあるのだろうが,サポート切れで動作しなくなるのは大変に困る。eTrexの地図アプリ「MapSource」は,専用アプリで地図内蔵(だから結構高額)なので,Windowsがバージョンアップしても(XP→Windows7→Windows8→Windows10)問題なく作動している。もちろん,年々地図は古くはなるが,MapFan Webで,日本測地系で緯度経度を取得してウェイポイントを貼り付けているので,問題はあまりない。スマートフォンの最新地図は便利だが,街なかなのに電波(3G)捉えられずに,Googleマップの表示ができないときがあった。eTrex Legendの地図内蔵に何度助けられたかわからない。オフラインマップのアプリもあることはあるのだが,容量が大きかったり,無料のは地図精度悪かったり。

 せめて,新規ウェイポイントを緯度経度で手動で登録する機能があれば(eTrex Legend本体や,MapSourceみたいに),良かったのだが,Googleに頼りすぎていたのがまずかったのだろうなぁ。まったくもって残念。Piantaは時計としての機能は優秀なので(GPS時刻補正は,電波時計より安定している),いまでもときどき使っている。が,私は腕がかぶれるので最近は懐中時計あるいはスマートフォン自体の時計機能で済ませることも多い。スマートフォンは,朝とか決まった出発時刻の際には,1分毎に時刻を読み上げるアプリを使っているが,どっかのボタンを押すとさっと音声で報時してくれるような機能はさすがにスマートフォンにはないので・・・かといって,スマートフォンサイズの音声時計セイコーDA207Sを持ち歩くのは今はしないし・・・。

 eTrex Legendもさすがにモノクロ画面,RS-232C転送(USB変換アダプタを使用)はさすがに古くなったが,結構高額だったし,今のも高額なので(山歩きには単3は便利・必須ではあるが),なかなか買い換える気がおきない。中古スマホが2千円の時代だ。電池交換できるスマホで十分充電した電池をいくつか用意しておいて,オフライン地図アプリ(地図ロイドは,表示した地図をキャッシュに残す機能がある)と組み合わせれば,ずっと安価にはできるだろう。命にかかわる山歩き時には勧めないが。

 ウルトラセブンに出てくる腕時計式のテレビ電話がいつ実現されるのだろうと思ってはいるのだが。機能限定のスマートウォッチではなく,スマートフォンそのものが腕時計サイズになれば(今だってスマートスピーカーで音声操作・応答できるのだから),実現は簡単ではないかとも思うのだが。パシフィックリム(2013)に出ているようなホログラムディスプレイを仕込むとか。今は液晶画面自体の物理的サイズの制約を受けているが,その制約が取り払われることを期待したい。腕時計ではなく,メガネの方に仕込むという手もあるかもしれないが(最近,聞かないなぁ)。

 OSやバージョンの話に戻ると,Bluetoothで連携を取る体重計や歩数計に興味はあるが,数年でサポートが止まって使えなくなるのは嫌だなぁ,と。体重や歩数は画面を見て,手入力しても大した手間ではないので(実際,そうしてノートに記入している),長く使える方が優先かなぁ,と思う。スマートフォン自体を歩数計にする「Google Fit」を以前試したが,バッテリの減りが大きすぎて,やめてしまった。最初から歩数計機能と専用アプリが内蔵されているスマートフォン(以前使っていた京セラのWX10Kとか)なら節電機能が工夫されているのだろうが,汎用アプリだとそうもいかないのだろう。汎用機が専用機に劣る部分だろうなぁ。

 ・・・こんなことを考えるきっかけは,朝日新聞の2018年4月23日朝刊の「天声人語」,「ナゾの黒電話」を読んだからかもしれない。
   https://digital.asahi.com/articles/DA3S13463693.html
   (天声人語)ナゾの黒電話
   2018年4月23日
「てれふぉん博物館」で昔のダイヤル式の黒電話と格闘する大学生の話で始まり,「通信機器の進化はめまぐるしくも慌ただしい。」(中略)「いまから半世紀もすれば、骨董品店で若者がスマホに四苦八苦する姿を見かけるのだろうか。」で結んでいる。半世紀もすれば,内蔵バッテリはダメになっているだろうし,液晶画面もダメになっているだろう。内部の電子回路もそうだろう。数年前,PC不調時の相談をよく受けていたものが,内部のコンデンサが膨れてダメになっていたりとか,ハードディスクのモーター異常音とか,経年劣化を強く意識したものだ。ちなみに,黒電話は,電話線から電力を得ているのでバッテリの問題はないし,大きめ部品を使っているから耐久性もあるだろう。昔のアニメや映画には,古代遺跡で超科学マシーンが復活,みたいな話がよくあったが,経年劣化の問題を無視している。その点,「マジンガーZ インターバルピース」では,数年間メンテナンスを受けていない機械獣が朽ち果てている様子の描写があったりして興味深かった。

2018-04-24 懶道人(monogusadoujin)

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