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2018年5月22日 (火)

ニコジャ(nicoja) くるくる体温計

 父より,認知症の母の体温測定で困っていると相談を受けた。うっかり脇に挟む際に,電源ボタンに触れてOFFにしてしまうらしい。音も小さめなので(持続時間短い),忘れてしまうらしい。

ボタン電池も結構接触不良が発生しやすい。白っぽい汚れ(酸化膜?)が表面に付着し,接触不良となるのだ。小さな眼鏡用ドライバーで開けて,いちいち取り出して磨いては再セットするのが,面倒この上ない。ご老人向けではない。電池を交換できないモデルが販売されているのを見たことがあるが,あれはそういう意味なのだろう。

昔ながらの水銀式はもっと始末に悪い。老眼には見づらいし,音も何も出ないから忘れやすいし,割れると危険だし,途中でうっかり出すと水銀柱が切れてしまい,ふたたび振って下げなければ継続検査しづらい。しかしまぁ,シンプルなだけに信頼性高いし,高寿命(いざというときに電池切れで使えないことがない)なのだが。

で,目を付けたのが,電池の要らない電子式体温計。小さなハンドルをくるくる6~8回転すると,内蔵コンデンサに充電され,自動的に計測が始まる仕組み。

電源スイッチがないので,うっかり触れてOFFになることはない。コンデンサの電力が消耗した時点で自動的にOFFになる。

実測式なので,予測式のように,途中でうっかり電源OFFにして再開するときの面倒くささがない(温度上昇変化が違ってしまうから一回冷やしてから,とかがない)。水銀式だと途中で見て戻したりすると,水銀柱が切れて変なことになったりするが,そういう心配は実測式の電子体温計にはない。いつでも再開できる。

常温から計測して約1分後,12秒につき0.1度未満の温度増加率になるとピピピとブザーがなる仕組み。実測式だからさらに3分以上(計4分以上)脇にはさむが,約12秒ごとにブザーなるので,うるさいといえばうるさいが,そのかわり,体温計を脇に挟んでいることを忘れる心配はまずない。別のタイマーで5分とか測ればよいのだ(それは父の役目だろうなぁ)。図体が大きいのも,脇に挟んでいるのを忘れにくくするよい工夫。皮肉という訳ではないのだが,各メーカーは小さくすることばかりに気を取られて,体温計の存在感を増す戦略に出ていないのが意外なくらいだ。

欠点は,充電に必要な回転回数とか,実測値で精度よい計測に必要な時間(計4分とか)が,体温計本体に書いていないこと。また,保護カバーも細身のため,はずすのを忘れやすい。まぁ,実測式だから温度が上がるのが遅くなるぐらいで,さほど実害はなさそうだが。今回,付箋紙にボールペンでそういった注意書きを足して,セロハンテープで貼り付けて,わかりやすいようにした上で,実家に送った。

・・・はたして使いこなせるだろうか・・・。

https://www.amazon.co.jp/dp/B00VRFRHG2/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00VRFRHG2/midorigamefer-22
ニコジャ(nicoja) くるくる体温計 ピンク

http://www.nikko-seiki.co.jp/nestps/index.html#ns42
2015.04.14 電池のいらない電子体温計“くるくる体温計”
日光精器株式会社

ちなみに,各体温計で比較してみたのが下記(2018-05-11)。精度に問題はなさそうだ。

【くるくる体温計】
初回:35.5(1分),35.8(3分)
2度目(12:42):35.7(1分),36.1(5分)
3度目:35.9(6分),36.3(10分)
4度目(13:16):36.5(6分)
5度目(13:23):36.1(4分,6分),電池切れ後充電し再開(13:31):36.5(計8分),36.6(計10分)
6度目(13:43。うっかり保護カバーに入れたまま測定):36.0(3分),36.5(9分)
7度目:36.4(15分)
8度目(14:12):36.5(5分)

下記水銀計とくらべると,説明書通り大体5分ぐらいで精度よく図れるようだ。

【水銀計:仁丹平型体温計】
初回:36.1(6分),36.39(10分。1度出してしまった。左記)
2度目(13:16):36.78(6分)
3度目(13:36):36.54(5分)
4度目(13:42):36.51(6分)

水銀方式の方は電子式よりさらに1桁細かく読み取れる。しかしまぁ,意味があるかどうかは別問題だ。

【オムロンMC-680 脇専用:15秒予測(ブザー),10分実測(ブザー)】
初回:予測36.5
2度目:予測35.5,実測36.8(10分)
3度目(13:22):予測36.8,実測36.5(10分)
  ※ 途中目視:36.2(5分),36.3(7分),36.4(8分),36.5(9分)
4度目(13:42):予測36.9,実測36.5(10分)

予測値と実測値とでは,0.3~0.4度くらいの差が出るようだ。予測の方が高めだが,逆の場合もたまにある。
電池はLR41 2個(百円ショップで買える)。電池寿命は予測検温だと5千回だが,実測検温だと1700回と約3分の1になる。それでも十分な値。経験上,1日1回の測定でも電池の自然劣化(酸化膜?)でダメになる方が早い感じもする。

2018-05-22 懶道人(monogusadoujin)

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