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2020年3月11日 (水)

「科学と宗教」(丸善,サイエンス・パレット)

「科学と宗教」(丸善,サイエンス・パレット)

・2020-02-23(日)明石神戸アカミミガメ対策協議会 および 2/24第7回淡水ガメ情報交換会へ参加。ともに明石中央公民館にて。2/24完了後,明石駅近くのそばのあかし市民図書館(パピオスあかし4F)で閲覧。20時閉館後に同じビル2Fのジュンク堂書店にて購入。同じビルに公共図書館と本屋さんが同居しているのはめずらしい。
・本当は,電子書籍版が欲しかったのだが,残念ながら出てないようだ。丸善といったら「Honto」サービス対象のはずなのだが,なにゆえ電子書籍版を出さないのか理解に苦しむ。2013年発売の本だから,新しすぎて出せないということはあるまい。(紙の本を出してから数ヶ月後に電子書籍を出すことは多いようだが。) Hontoの読割50で,紙の本を買った人が半値で電子書籍を購入できることを期待していたのだが,残念。
・帯にもあるが,本書は公平な立場で記述されているのが良い。「訳者あとがき」に「オックスフォード大学の入門書シリーズ"Very Short Introductions"の1冊である本書」とある通り,学生向けの教養書の位置づけだろうか。「ダーウィンの宗教的遍歴」が詳しく書かれていて興味深い。「ダーウィンは無神論者にはならなかった」。この点はよくある進化論入門書には欠けている(雑な議論の展開されている)部分であり,本書以外で同様の記述を見た記憶があるのは他に1冊だけだったと思う。「インテリジェント・デザイン」(Intelligent design)についても詳しく,読み応えあった。
・「科学と宗教」の立場からははずれるのかもしれないが,「考古学」という科学を取り上げてほしかった気もする。任天堂3DSのアプリ「ニンテンドー3DSガイド ルーヴル美術館」に載っている「アイン・ガザルの像」(紀元前7000年前)や,今回の淡水ガメ情報交換会で発表のあった「中国の新石器時代の遺跡から出土するクサガメなどカメ類の遺骸」(平山 廉 早稲田大学国際教養学部 教授)の,8000年前の遺跡の話とか。聖書のアキレス腱はそこかもしれない。アダムの誕生を6千年前としていることが多いようだ。そして,人間が言語を習得してから文化・技術が急速に発展した。それがいつのことか? そういったところへの突っ込みも欲しかったのだが。
・外来生物から在来種を保護する理由として「神がつくった生き物を滅ぼしてはいけない,他の生き物の管理を託された人間が適切に保護すべきだ」という倫理的基盤があるように私は思う。対して,無神論(多神論)とくに行き過ぎた資本主義で,お金が神様の場合には,そういった保護の思想は出てこないだろう。保護することでお金が儲けられる仕組みがあるなら別だが・・・それも,ありそうだなぁ。

https://www.maruzen-publishing.co.jp/item/?book_no=294467
https://www.amazon.co.jp/dp/4621087088
https://honto.jp/netstore/pd-book_25777165.html
サイエンス・パレット 008
科学と宗教
原書名:Science and Religion A Very Short Introduction
著者名:中村 圭志 訳
発行元:丸善出版
発行年月日:2013年09月
判型:新書 174×112
ページ数:226ページ

2020-03-11 懶道人(monogusadoujin)

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